ニーハオ中国

3月15日の夕方、

「明日16日より、国外から北京に入国するすべての人は
　集中観察所にて14日間の隔離観察を行うものとする」

との内容を北京市政府が発表したというニュースが
スマホに入ってきました。
これまでの14日間の自宅観察から、
一律集中管理所での観察にレベルアップするようです。
（集中観察期間の費用は自己負担。）

集中観察所には専門の医療スタッフが配置され、
定期的に健康モニタリングを実施し、
問題があれば即時に処理することで
帰国する人の安全と、その家族の安心を確保するとのこと。

特殊な状況があれば、厳格な審査を経て、
自宅での観察が可能になる場合があるといいます。

なお、虚偽報告、病状隠しによって感染を広めた者は
法律法規に則って責任を追及されるとともに、
（個人の）信用システムに記録されるとのこと。

その後、大使館からメールが送られてきて、
集中観察所とは、各区が手配するホテルを指し、
費用はホテルによって異なること、
所定の手続きを踏めば、家族などが食料や衣服等の物品を
ホテルに届けることが可能であることが分かりました。
また、「特殊な状況があり、自宅観察が可能となる場合」とは、

（1）70歳以上の高齢者、未成年、妊婦、
　　および基礎疾患を患っている等の理由により、
　　集中隔離観察に適さない者
（2）単独の住居を有し、住居内にその他の同居者がいない者

のいずれかに該当する者だそうです。

北京に住居があり、日本に一時帰省している人は
北京の自宅ではなく、自費による指定ホテルでの
集中観察措置が発令されたことで、
14日間のホテルでの観察が
せめて自宅観察に引き下げられるまで待つ、とか、
北京入境に制限がなくなったら北京に戻る、
とかいう人もいるようで、
半年でも1年でも待てる状況にある人はいいですが、
子供が北京で学校に通っているご家庭などは、
ホテル隔離だろうとなんだろうと、
学校再開に間に合うように北京に戻らざるを得ない
という人も少なくないはずです。
未成年はホテルではなく自宅観察を申請できるようで、
よかったですね。

また、北京に単独の住居があり、同居者がいない場合も
自宅観察が認められる可能性がありそうで、
もしつばめが日本から北京に戻る状況だったとしたら、
夫に近くのホテルに泊まってもらうことにして、
自分と子供の自宅観察を申請しちゃうかもしれません（笑）。

→つづく。

週末の北京

週末の北京1 posted by (C)つばめ

↓例年、この時期になると観光客でごった返す故宮もこの通りの静けさ。

週末の北京2 posted by (C)つばめ


週末の北京3 posted by (C)つばめ