カテゴリ:中国・新型コロナ関連情報
3月26日、重大な公告が2つ続けて発表されました。
1つ目は、中国当局(中国民用航空局)が 新型コロナウイルス肺炎の国外からの流入リスクが 高まっている情勢を受け、各国と中国とを結ぶ 国際線の運行数を減らずことを発表しました。 具体的には、3月29日より、 (1) 中国系航空会社は、各社、各国ごとに1路線週1往復まで (2) 外国系航空会社は、各社、中国路線を1路線週1往復まで に限定されるというもので、 機内は厳格な予防措置を取るとともに、 搭乗率は75%を超えないこと、 また疫病の流行状況に応じて、国際線の数をさらに絞る 可能性がある等の内容が発表されました。 この措置の終了は別途通知するとされています。 ○中国民用航空局の発表(中国語) http://www.caac.gov.cn/XXGK/XXGK/TZTG/202003/t20200326_201746.html つまり、国外から中国に到着する路線を 航空会社ごとに週1往復までに絞るということで、 各航空会社は、まず中国のどの都市との間をつなぐ路線を 残すのかを1つだけ選択しなければならず、 しかもその路線も週1往復しか飛べないということになります。 そして、その1路線を除いた全便が欠航となるのです。 中国当局の発表後、 全日空は上海便(NH919/920)、 日本航空は大連便(JL827/828→4月以降はJL829/820)、 春秋日本はハルピン便(IJ213/24)を それぞれ毎週日曜日に運行することを発表しています。 中国系航空会社は、 中国国際航空、中国東方航空がそれぞれ上海便、 中国南方航空が瀋陽便、 上海吉祥航空が大阪関西-上海便、 春秋航空が上海便を それぞれ週1で運行するとのこと。 上海吉祥航空が大阪関西ー上海間を飛ぶ以外は、 全て成田と中国都市との間を結ぶようです。 北京便があるはずだと思っていたのですが、 中国当局の意向なのでしょうか、ありませんね。。。 首都である北京を死守する構えですね。 北京に戻りたい人にとっては、 先に地方都市から中国に入国して、 14日間の隔離生活を過ごした後、 北京へ移動ということになるのでしょうか。 それとも、地方都市で入国手続きと検疫を行った後、 そのまま北京行きの国内便を乗り継いで 北京まで行けるのでしょうか。 家がある北京での隔離であれば、 家族や友人などから様々なサポート等も受けやすいですが、 見知らぬ土地での隔離は不安ですね。 入国した都市で隔離があるのかどうかは不明ですが、 北京に到着したら、どの都市から入国したかにかかわらず、 確実に14日間の隔離生活が待っています。 (その後、入国した都市で14日間の隔離があり、 隔離満了日当日又は翌日に北京入りした場合には、 北京で再度の14日間隔離は免除されることなどが発表されました。 ただし、居住区の社区への事前連絡が必須。 詳細は4月4日北京市記者会見(中国語)↓ http://www.beijing.gov.cn/gongkai/hygq/t1624720.htm) 3月中旬以降、毎日数十名以上の感染者が 国外から中国に流入しており、 すでに累計600名以上となっています。 国外からの感染者の流入は増加の一途をたどっており、 この状態が続くと、何日も経たないうちに 数千名規模になっていくことは目に見えています。 厳格な囲い込み体制を取っているとはいえ、 これだけの感染者が次々と流入してくると、 何らかの手違いや意外な事例による感染拡大リスクも増します。 まずは各社1路線、週1往復に限定して運用してみて、 必要であればさらに便数を絞る方向のようです。 それにしても急激な減便に驚きましたが、同日、 日本に一時帰国中で、時期を見て 中国に戻る予定だった人にとって よりショッキングなもう一つの発表がありました。 つづく。 ↓小学校のネット授業で美術の先生の実演を見るふたり目ちゃん 美術の授業1 posted by (C)つばめ 美術の授業2 posted by (C)つばめ ↓ネット授業を受けた後、自分で宿題を仕上げます。 美術の授業3 posted by (C)つばめ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2020/07/06 06:49:46 PM
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