カテゴリ:中国・新型コロナ関連情報
日本で緊急事態宣言が出されましたが、
ちょうどつばめが日本から中国に戻ったばかりの2か月半前、 感染の恐怖から自宅にこもっていた頃を思い出しました。 つばめは1月10日に日本に帰省して2週間過ごした後、 1月24日に北京に戻ってきましたが、 前日23日には武漢が封鎖されるとともに 中国全土で厳戒態勢が敷かれ、 北京の自宅に戻ったらそのまま 一歩も外出しない日々が始まりました。 食料品や生活用品の買い出しは禁止されていませんでしたが、 とにかく人と接触する回数や時間が多いほど感染の危険性が増すため、 家族の中でも、外出する人が2人より1人のほうが 家にウイルスを持ち込むリスクが少ないだろうということで、 夫が買い出し係ということになりました。 (のんびり屋のつばめは買い物に時間がかかるため 高リスクということで、買い物係から外されました。。苦笑) その夫もスーパーなどの閉鎖空間は極力避け、 基本は週1回露天の青空市場での買い物+ネット購入。 それでも外との接触がある夫の感染が心配でした。 スマホで地図を開くと、感染者の位置情報があちこちに表示され、 自分たちの生活範囲内に感染者がいることを 感じさせられる毎日。 日本にいる実家の母が心配して週に1回ぐらい電話をかけてきましたが、 「とにかく、よく食べ、よく寝て、ストレスをためないこと以外に 人との接触を極力避けることが自分たちにできる唯一のことで、 後は運がいいことを祈るのみ。」 と答えていました。 それが3月に入ってからは、 中国の都市封鎖や外出制限措置の効果が出て状況が急速に改善し、 今度は日本で新型コロナウイルスが広がってきました。 実家の母には、人との接触を極力避けたほうがいいよ、 とは伝えましたが、母は外での仕事があるし、 趣味の野鳥を見る集いにも参加し、 父はゴルフのコンペと毎日公民館で行われる 囲碁クラブ通いを続けていました。 それを聞いてかなり心配していましたので、 緊急事態宣言が発令されたことで、 少なくとも公民館の囲碁クラブなんかは閉鎖されるのかな、 と思い、少しだけほっとしています。 民度の高い日本国民は強制力がなくても きちんと方針に従うと主張する作家もいたようですが、 うちの実家の父なんかは、囲碁クラブが閉まって 行けなくなるまで通い続けそうだったので。。 「(中国からみて外国人の)つばめは中国から一度出国したら、 もう中国に再入国できなくなるから、 そっちで何かあっても、日本に戻れないからね」 と言うと、 「どっちみち新型コロナにかかった時点で、家族とも誰とも会えないし、 死んでも顔も見られず孤独にあの世に行くんやから同じ」 と悟ったようなことを言う母。 しかし、つばめのほうはそこまで悟り切れませんので、 高齢の両親には、よくよく気を付けてもらいたいと 祈るような気持ちです。 特にまもなく80に手が届く父は、 趣味を全てやめて家に引きこもるのも、 足腰が弱ったり、人との接触がなくなってボケ始めたり、 など色々と心配ですが、 高齢者が新型コロナにかかると特に危険性が高いようですので、 まずは命にかかわるウイルスに感染しないことを第一に考えて 家での生活を楽しむ方向にシフトしてくれたら、と願っています。 庭で野菜や花を育てたり、ゆっくり読書したり、 季節もいいので、人の少ないところで 老夫婦で散歩や軽い運動でもして、 健やかに過ごしていてほしいです。 ま、つばめも北京でまだまだ半分引きこもりみたいな 生活が続いているわけですが。。。 早くコロナウイルスが収まって、 国境間をスムーズに移動できるようになり、 安心して日本の両親や友人たち、 甥っ子や姪っ子にまた会える日が来てほしいです。 ↓ベランダの花 ベランダの花 posted by (C)つばめ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2020/07/06 06:47:06 PM
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