カテゴリ:中国・新型コロナ関連情報
北京は4月から2か月ほど新型コロナ感染者ゼロが続いた後、
6月11日に再び感染者が出て、 6月16日にはつい少し前に引き下げられたばかりだった 新型コロナ危機対応レベルを3級から再び2級へと引き上げました。 うちの前の胡同も、数日前に撤去されたばかりの 検温&健康アプリチェックのための青テントの関所がすぐに復活し、 出入りチェックが必要に。 北京市は感染者の出た市場の封鎖や、 感染者の出た住宅区全体の住民に対する移動規制、 900万近い市民にPCR検査を行うなど、 かなり徹底した対応を取った結果、 7月初旬には感染者の広がりはほぼコントロールできた感じになり、 7月6日からは新規感染者ゼロが続くようになりました。 7/4 2人 (+疑 0人、無症状 0人) 7/5 1人 (+疑 0人、無症状 1人) 7/6 0人 (+疑 0人、無症状 1人) 7/7 0人 (+疑 0人、無症状 0人) 7/8 0人 (+疑 0人、無症状 1人) 7/9 0人 (+疑 0人、無症状 0人) 7/10 0人 (+疑 0人、無症状 1人) 7/11 0人 (+疑 0人、無症状 0人) 7/12 0人 (+疑 0人、無症状 0人) 7/13 0人 (+疑 0人、無症状 0人) 7/14 0人 (+疑 0人、無症状 0人) 7/15 0人 (+疑 0人、無症状 0人) 7/16 0人 (+疑 0人、無症状 0人) 7/17 0人 (+疑 0人、無症状 1人) 7/18 0人 (+疑 0人、無症状 0人) 7/19 0人 (+疑 0人、無症状 0人) ※これより前の数字は7/5のブログ参照。 北京第二波では、累計335人の新規感染者が出ましたが、 ゼロがすでに2週間続いているこの状況に鑑み、 北京市は7月20日am0時より、 新型コロナ危機対応レベルを2級から再び3級へと 引き下げることを発表しました。 第二波発生からほぼ1か月で、 再び感染者ゼロが続く北京に戻った形です。 北京が2000万人以上の人口を抱える大都市であることを考えると、 これはなかなか容易ではないことですね。 1~2月の第一波の際には、 通りには人っ子一人見られないような感じでしたが、 今回の第二波では、発表後も人の往来の様子はそれほど変わらず、 夜の王府井も、散歩したり、運動したりする大人たちや キックボードや自転車、ローラースケートなどで遊ぶ 子供たちでいっぱいでした。 子供の姿はやや減ったかな、という感じもありましたが、 街の様子が大きく変わることはありませんでした。 ↓6月12日(新規感染者の発生翌日)夜の王府井 0612王府井1 posted by (C)つばめ 0612王府井3 posted by (C)つばめ 0612王府井4 posted by (C)つばめ みんな新規感染者の発生を知っているはずなのに、この通り。 王府井は場所柄、普段から警備員や警察官が パトカー止めてパトロールしていたりしますが、 警官も出歩く市民を止めることもありませんでした。 ↓6月19日夜の王府井 0619王府井1 posted by (C)つばめ 0619王府井2 posted by (C)つばめ ↓6月29日夕方の王府井 0629王府井1 posted by (C)つばめ 0629王府井3 posted by (C)つばめ ↓結婚写真の撮影をするのどかな姿も。 0629王府井4 posted by (C)つばめ ↓6月30日夕方 0630王府井1 posted by (C)つばめ ↓7月5日夜 0705王府井1 posted by (C)つばめ 0705王府井2 posted by (C)つばめ ↓7月7日夕方 0707王府井1 posted by (C)つばめ 昼より夜の方が王府井あたりの人出がずっと多いのは、 北京はすでに真夏で、昼間は30度を超えて暑いため、 夕方~夜に外出する人が多いためです。 第二波が起きて変わったことといえば、 健康アプリの緑コードのチェックが強化されたこと。 市場やスーパー、胡同などで、検温に加え健康アプリの提示が必須に。 感染者が出た地域や感染者が訪れた場所にたまたま居合わせたりした場合、 健康アプリコードは緑から黄や赤に変わるようです。 最近はこのアプリがさらにアップグレードされ、 客が自分の健康アプリの緑コードを見せるだけではなく、 客がそれぞれの店が提示するQRコードをスキャンして、 店側に来店客の記録を残す形になっていきました。 より追跡を行いやすくするためだと思われますが、 外国人用の健康アプリにはこの機能がまだ追加されておらず、 そのせいで入店を断られたという人もいたようです。 (つばめの経験では、外国人は別表に名前と携帯番号、体温を 手書きで書き込むと入店できる場合が多い。) これだけ個人情報がビッグデータで管理されていることに 正直不安も感じますが、同時に、ここまでやってくれたらまぁ、 新型コロナの感染拡大も最短スピードで抑え込めるだろうという 安心感もありますね。 第二波が発生しても、市民がそう慌てずに 比較的平常通りの生活をしているようにみえたのは、 すでに健康アプリが普及し、街角の管理体制も整っているなか、 政府の一例も見逃さないという徹底した対策によって 感染者やその接触者はすぐに把握され、 そう感染拡大せずに収まるだろうという 見通しがあったことも影響していると思われます。 とにもかくにも、1か月ぶりに危機対応レベルが3級に引き下げられ、 市民生活も少しずつ日常を取り戻していくのかな、と 少しほっとしているところです。 (しかし新疆ウイグル自治区ではまた新規感染者が出ていますし、 すぐに第三波が来るのかもしれませんけどね苦笑!) ↓昼時のレストランは満席 麺の店 posted by (C)つばめ ↓スタバも結構人の出入りがあります。 スタバ posted by (C)つばめ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2020/07/21 04:32:47 PM
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