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2021/08/18
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カテゴリ:コーチング
先週、「失敗して、考えて、上達する」という記事
を書いたばかりですが、
月曜日に【共創コーチングコラム】を読んでいると、

GRID(やり抜く力)の提唱者で有名はアンジェラダックワース
(Angela Duckworth)さんとアイレット・フィッシュバッハ
(Ayelet Fishbach)さんと共に行った最近の研究結果では
「人は、失敗から学ばない」ということが分かった

と書いてありました。

巷では失敗すればするほど学びにつながるとか、
無数の失敗の先に成功がある、とかいったようなことが
あたかも常識のように言われることも多く、
私もなんとなくそうなのかな、と思っていたので、

「人は、失敗から学ばない」

と聞いて、ちょっとびっくりしました。
特に、失敗した瞬間は自尊心の問題で気分を害していて、
とても学べないらしいです。

人は失敗から学ぶのは難しく、
間違いを分からせることは大切ですが、
失敗と思わせることは、学びを阻害する可能性がある

と聞き、なるほど、と思いました。
(ちなみに、他人の失敗からは学べるそうです。。。
 冷静だから?
 また失敗した時に励まされれば、
 人は後から学ぶことができるようです。)

では、相手が「失敗した」と感じているときはどうしたらいいのか。

「まず感情のケアを行う」のがよいそうです。

相手が落ち込んでいる時やダメな時、失敗した時はなぐさめ、
調子のいい時には、もっと伸びるような課題を与えたり、
少し難しいことを教えてチャレンジさせたりする
というのがよいようです。

改めてわが身を振り返ってみると、
子供に対して正反対のことをやっていたな、と反省。

子供が失敗したときには傷口に塩を塗り込むようなことを言い、
調子のいい時は、調子に乗りすぎないように
たしなめるような声掛けをしていましたが、
反対だったんですね。

「人は失敗から学ばない」。

人に何かを教える場合には、
相手にはできるだけ「失敗した」と感じさせないこと、
もし相手が「失敗した」と感じているようなら、
まずその気持ちをフォローし、
調子がよい時にどんどん教えるようにするのがいいんですね。

人に何かを教えるってほんと学問ですね。
正しいことを教えたら相手が学ぶかといえばそうではなく、
気持ちの問題が学びに大きくかかわっていること、
これを忘れてはならないな、と改めて思いました。

そう聞いたからといって、
すぐにできるようになるわけではありませんが、
心に留めて以後気を付けたいと思います。





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Last updated  2024/04/14 05:42:04 PM
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