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ニーハオ中国

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2021/11/06
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カテゴリ:バイリンガル教育
昨日、北京で子供の日本語を育てるために、
3つのことを決意した話を書きました。

今こうやって振り返ってみると、
当時のわたしはけっこう狂気じみたことをしていたな、とも思います。

「何もそこまでやらなくても・・・」

と笑いたくなりますが、
そこまでしないと不安だったんですね。

やっぱり、この中国語にどっぶりつかった環境の中で、
どこまで子供の日本語を育てていけるかというのは、
まったく確信がなかった。
わたしの周りには日本語を話す人はひとりもいませんでしたので、
わたし1人がこの子の日本語を育てるんだ、って
すごく気負っていた部分はあると思います。

そして、わたしは仕事もなく、赤子を抱え友だちと会うこともなく、
ほとんど子供と家族だけがわたしの世界を占めていました。
母乳育児もうまく行かず、子供は泣き続け、
わたしはこの世界に居場所のない、
なんて価値のない人間なのだろうと、
ひとり涙をlこぼした時もありました。

子育て中の母親というのは、
どこかおかしくなってる部分があるんじゃないかと思います。
(わたしだけかもしれませんが笑)
わたしは産後、精神不安定になって、
何を見てもすぐ涙がこぼれたり、といったことも体験し、
その後普通に戻ったと自分で勝手に思っていましたが、
きっと、母親になってからの精神状態は、
ずっと普通じゃない状態が続いている、
・・・というか、
母親になる前の精神状態とは違うものになっているかもと
今考えてみればそう思います。

目の前の子供に投入し、自分の24時間の全てを
子供のために使っていました。
そして、子供に日本語を身につけさせたいのは、
子供のためじゃなくて、自分のため。
自分が子供と日本語で話したい、
どうしても子供に自分のもつ言葉と文化を伝えたいという
親の勝手な願いからでした。

だから、こうして何回かにわたって
バイリンガル子育てについて書いてきましたが、
決してこれをお勧めしているわけでもなんでもありません。

自分でも過去の自分を振り返っておかしいな、
と思うぐらいですので、
こんな人もいるんだな、と笑っていただければ
と思います。

わたしも、

「あの時もっとああしていればよかったな」

とか思うことばかりですが、
子育てなんてまぁそんなもんなんだと思って、
そんな自分を許すことにしています。

親がこう育てようと頑張ったところで、
結局子供は育ちたいように育つ、
だから、そんな子供と一緒に過ごす毎日を楽しみたいなと
今は思っています。





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Last updated  2024/04/20 04:20:59 PM
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