カテゴリ:中国生活
今年の春節(旧正月)は2月1日。
北京は昨日も今日も雲一つない快晴で、 つばめ一家も静かな春節を迎えています。 かつて春節といったら、 ごう音のようにとどろく爆竹の音と煙とともに年を越し、 翌朝には爆竹や打ち上げ花火の燃えかすが 辻々に散らばる光景が広がっていましたが、 ずいぶん前に北京市内での爆竹や花火が禁止となって以来、 爆竹音とともに新年を迎えることはなくなりました。 花火や爆竹の煙で空気が汚染されることもなく、 クリアな空気感は少し日本のお正月を思い出させるほどです。 加えて、今年はなんとなく、 街の飾り付けも控えめな気がしています。 王府井もクリスマス後に ストリートの街路樹がライトアップされた以外は 特に目立った春節オブジェもなく、人通りも通常通りです。 例年の春節は王府井などの観光地は 地方からの観光客であふれ返りますが、 冬季オリンピックを間近に控え、 地方から北京入りするのに様々な制限が設けられ、 歩いている人の大半はもともとの北京市民なのかもしれません。 先週は、夫と子供が遠くのトランポリン場に遊びに行ったせいで、 行っていないわたしも一緒に、 家族全員が3日間の自宅隔離を経験したこともあり、 わが家は「遠出はやめよう」モードになっています。 うちは感染者と道を隔てて2kmの距離だったので 3日間の自宅隔離で済んだけれど、 たまたま感染者と同じ建物にいた夫の友人は 14日間の自宅隔離となり、 春節期間一歩も外出できないのだとか。 夫の別の友人は、 春節前に北京南に位置する実家に立ち寄ったら 実家で3日間の隔離となって自宅に戻れなくなり、 友人の奥さんとお子さんは、これまた北京の東北側で隔離となり、 春節を自宅以外の場所で家族別々に過ごすことになったのだとか。 笑い話のような本当の話。 そんな話を聞き、夫は年末に親戚の家に春節用品を持参する際も 事前に綿密にルートを調べてから出かけました。 (感染者が出た区域を通ってしまわないように!笑) そんなこんなで、今年の春節はおうちモード。 日中は家族それぞれ思い思いに好きなことをして過ごし、 飽きたら、近所をぶらぶらお散歩。 夕食後は、お正月に使った三段のお重に いろんなナッツやチョコ、クッキーなどを詰めてテーブルに広げ、 中国茶を飲みながら春節番組を見たりしています。 やるべきことをこなす日常からしばし離れ、 春節期間は「ゆっくりする」をテーマに 自分が好きなことをして時間を過ごすのもいいものだな、 と感じています。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2024/04/26 09:50:36 AM
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