一人でいる淋しさより、2人でいるのに淋しい方がもっと淋しい・・・?
昔、まだ私が独身だった頃、結婚に対してまだ夢があった頃、別居中の男友達が言った、「一人で淋しいな~と思う気持ちよりも、2人で居るのに淋しいな~と思うほうが、もっと淋しいんだよ。」と。昨夜、いつものように夫が12時半過ぎに帰ってきた。私は、WEBの仕事があって遅くまで起きていた。「さむ~い・・・」と言って、リビングに入ってきた。「おかえり~。ご飯は?」と、聞いたけど返事が無い。しばらくして夫は着替えて台所に立っていた。何か音がする。今晩のおかずの“おでん”を鍋から直接食べていた。「夕飯、食べてないの?」「・・・」返事が無い。様子を見ていたら、どうやら夕飯は食べてきたようだが、ちょっとつまみ食いをしたようだった。「入ってくる」そう一言、言い残して部屋を出て行った。お風呂に入りに行ったのだ。お風呂から上がってきたら、今日、1日かかって調べたローンの話をしたくて、私は待っていた。話をするための資料も、メールで夫に既に送っていた。参考になりそうなサイトのURLも貼っておいたが、多分、見る時間がないだろうから、書いていることを簡単にまとめ、私の考えも書いておいた。それから2月から出張に行ってしまうので、引越しの話もそろそろすすめたい。年も明けたし、入居の日ももし決まっているなら、2月中には引越し屋に連絡をして3月の末と思われる引越しの日を決めなければ、転勤シーズンなので予約が取れない。お風呂から上がってきた夫は、いつものようにテレビのスイッチを入れた後、携帯でボイスメールのチェックをする。それがまた、とても長い。それが終ったあと、話しかけた。「メール見てくれた?」「見たよ」「で、どう思う?どうしよう?」「・・・」返事が無くなった。「ねぇ~、聞いてる?」「・・・」私は話をやめた。12時半まで起きていた息子が散らかしたおもちゃを片付けて、寝る準備をしながら、今日あったちょっとおもしろかった話をした。テレビを見ている夫の背中に話しかけていた。「・・・」返事が無い。「・・・、(笑)、おかしいでしょ?」と言った後、独り言を話している気分になった。なんだかバカみたい。「寝るね。おやすみ」「あ~」きこえたようだった。先月だったろうか。そういえば、必要以外話しかけられたくない・・・といわれた。自分が話をしたいとき以外は、話したくないと言われた。「やっぱり本当だったんだ」と布団の中で思う。こんな状態、誰が聞いてもおかしい。でも、私は淋しくない。多分、笑顔を沢山くれる子供がいるからだ。でも、このごろ思う。夫婦って何だろう?この人は誰だろう?この人は何を考えているのだろう?どうしたいのだろう?子供が居なかったら・・・きっと・・・。でも、私は子供達の笑顔が大好きだから、今が好き。もしかすると、夫もそう思っているに違いない。昔、「一人で淋しいな~と思う気持ちよりも、2人で居るのに淋しいな~と思うほうが、もっと淋しいんだよ。」と語ってくれた友達には子供は居なかった。その友達は、別居の末、離婚した。一人で居る淋しさの方が、2人でいる時のほうが淋しいと、今でも思っているだろうか?我が家の夫婦関係は、こんなことを書くとなんだか修復不可能のように見えるがそうでもない。普通に話すときもあるのだ。ま、だからまだ一緒にいられるんだろうな~。それに、年末に娘が選んだと言うマフラーとユニクロのバーゲンの紳士物だけどコートを出張旅費で買ってくれたから、話を聞いてくれないことが多々あっても、許してあげることにしよう。