・:*:・゜美味しく過ぎる毎日・:*:・゜'

『ブラッド・ダイヤモンド』を日本語に直訳すると、
血ぬられたダイヤモンドになるでしょうか。

ダイヤモンドの価値を決める４つの『Ｃ』。
color（色）、 cut（カット）、 clarity（透明度）
carat（カラット）。

そして５番目の『Ｃ』は、confilict（争い）

闇採掘場で採掘されては、裏の世界で取引されている
ブラッド・ダイヤモンド。
その資金で武器を買い、内紛に明け暮れるアフリカ。
各地で繰り広げられる無差別虐殺、そして親を殺され
集められては育てられる、まだあどけない少年兵達。
そんな世界から逃げ出す為に１つのダイヤモンドの
争奪戦が始まった‥‥。

ディカプリオのファンと言うだけで観に来た方は、内容の
ヘビーさと、繰り返される内戦のむごさに緊張を強いられた
事と思います。
私は主人が宝石の仕事に一時期携わっていた影響で、この
映画の内容はおおよそ把握していたのですが、それでも
椅子の上でかなり緊張して、観終わった後は肩の力を抜く
まで時間がかかりました。

それでもよく練られたストーリーのお陰で、スピード感の
中にも笑いがあったり、涙があったりで、中だるみ
することなく最後まで魅せる力は流石でした。

大人の俳優としてワイルドに成長したディカプリオの、
アカデミー賞ノミネートの演技を堪能してください。
ジェニファー・コネリーも出演しているのですが、
アカデミー賞を受賞した『ビューティフル・マインド』の
時よりも、生き生きとした力強い女性の役で魅力的でした。