テーマ:最近観た映画。(40148)
カテゴリ:映画(劇場)
しまって文章にするのが遅くなってしまいました。 ストーリーの方は 「アラビアのロレンス」以来8度目のアカデミー賞主演男優賞 候補となった、ピーター・オトゥール主演の人間讃歌。 若い女性に恋した老優の姿をおかしくもせつなく描く。 70代の老俳優モーリスは、旧友イアンのめいで自由奔放な少女 ジェシーと知り合う。 モデルを目指すという彼女と行動を共にするうちに、しだいに 彼女にひかれていく。 なんかね、切ないんですよ 昔は二枚目として人気絶頂だった、元俳優のモーリス。 でも今来る役といえば、病人か死体役。 妻とは浮気が原因で別れて一人暮らし、役者仲間の親友と 毎日過ごす地味な毎日。 そんな生活の中、急に現れた若く魅力的な少女 口も態度も悪い彼女の生命力溢れる姿に、ひかれていくが 良いように利用されるだけでなかなか気持ちは通い合わない。 年寄りの寂しさ、もどかしさ、不安感、諦め、そういう 感情をナチュラルに演じているピーター・オトゥール。 時に滑稽で、みっともない姿をさらしながらも、彼女に 自分の存在を認めて欲しくて奮闘する姿に、知らない間に 涙腺が緩んで、途中からハンカチを握り締めながらの 鑑賞になりました。 映画が終わる頃には、鼻も目も真っ赤っか。 会場を出る前にトイレに駆け込んで、サングラスをして 泣き顔を隠して外に出ました。 映画館でこんなに泣いたのは久しぶりかも。 多分10代や20代の少女に近い年齢の方には、この切ない 気持ちが伝わりにくいかもしれないです。 年を重ねて、死に対して少しでも考えたことのある世代 には、胸に迫ってくるものがあると思います。 ↓ピーター・オトゥールと言えばやっぱりこれですよね。 アラビアのロレンス 完全版 2691円 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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