テーマ:最近観た映画。(40141)
カテゴリ:映画(劇場)
松尾スズキさんは俳優としては好きだな~って 思ってたのですが、監督業や、小説家、舞台の 松尾さんは未体験でした ストーリーの方は 幅広く活躍する松尾スズキが、芥川賞の候補になった 自身の小説を映画化。 内田有紀、蒼井優、妻夫木聡ら豪華キャストを迎え、 ある女性の再生までの14日間を描く人間ドラマ。 28歳でバツイチの明日香(内田有紀)は、締め切りに 追われるフリーライター。 同棲相手の放送作家・鉄雄とはすれ違いの日々が続き、 仕事にも行き詰まった彼女は気がつくと、クワイエット ルームと呼ばれる閉鎖病棟の一室にいた。 このクワイエットルームに、明日香がどうして運ばれた かの過程は映画の中で徐々に明かされていきます。 それと同時に過食症、拒食症などの問題を抱えた病棟の 入院患者との交流が描かれた映画です。 ちなみにクワイエットルームとは、暴れる患者を 拘束するためのベッドがある隔離病棟のこと。 他の患者に危害を加えた時の罰則部屋でもあります。 実際に笑えるシーンが多かったので、観終わった後に 「すっごい面白かったね~」って言いながら出て行く 高校生とかの集団もいたけど、私は胸が苦しくなって、 なかなか席を立てませんでした。 病棟のみんなは「自分はどこもおかしくない」って 主張する。 本人にとっては、おかしいのは周りの方なんだ。 ここに収容されている人たちと、この外にいる人との 違いはなんだろう? 本当に私たちはおかしくない? 色々考えて、頭がいっぱいになっちゃいました。 この映画では内田有紀さんが一皮むけた演技を披露。 汚れ役を体当たりで演じていて、気迫を感じました。 蒼井優ちゃんも拒食症の役作りで体重をかなりしぼった そうで、本当に痛々しい細さ でも少ないセリフの中、目だけで演じる姿は圧巻でした。 素直に面白かったって思えた人は、多分心が健康。 私は心が少し疲れていたかも 何年か後に観た時に、また印象がかわっていそうな 映画です。 Walker 2.0 invoice 879円 ↑丸ごと1冊クワイエットルーム特集です。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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