テーマ:最近観た映画。(40136)
カテゴリ:映画(劇場)
駆け込みで鑑賞してきました。 お話の方は 戦後の混乱期。 酒飲みで多額の借金をし浮気を繰り返す 小説家の大谷の妻・佐知は夫が踏み倒した 酒代を肩代わりするため飲み屋で働く事に。 生き生きと働く佐知の明るさが評判となって 店は繁盛し、やがて彼女に好意を寄せる男も 現れ佐知の心は揺れる。 そんな中、大谷は親しくしていたバーの女と 姿を消してしまい……。 太宰治の小説って「人間失格」位しか読んで いないかなぁ。 それでも彼の生き様はドラマなどで見ていて なんとなく知ってるっていう感じで。 そんな彼を髣髴とさせる小説家の大谷。 そして大谷を支える妻の佐知。 若くて美しいのに、貧乏な生活に身をやつし それでも家庭を気丈に守っています。 そんな彼女が借金を返すべく働きに出た事に よって自立し、輝きを増していき、その姿を 見てハラハラする夫。 精神的にもろく儚さを持つ夫を浅野忠信さん、 妻を松たか子さんが演じています。 印象としては、変な夫婦だと思います。 夫は勝手に外で遊んでいるのに、妻に想いを 寄せる男性がいると知っただけで嫉妬にかられ 後を尾行してみたりして 傍からは愛し合っているように見えないけど、 強い絆で結ばれている2人という感じ。 松さんの品のある佇まいは本当に美しかった。 粗末な着物を着ていても、目が離せない感じ。 浅野さんの病的に危うい感じも雰囲気があった と思います。 純日本的な映像で魅せる映画なのに、見た後の 余韻が外国の作品を見た時のような感じだった のが不思議な作品でした ヴィヨンの妻 470円 「ヴィヨンの妻~桜桃とタンポポ~」公式シネマ鑑賞読本 1575円 「ヴィヨンの妻 ~桜桃とタンポポ~」 オリジナル・サウンドトラック/吉松隆 3058円 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2009年11月23日 22時30分01秒
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