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アドラーはこう言っています。 「すべての人は、自分自身についてと人生の諸問題についての意見、あるいは、自分では理解もしていないし説明もうまくできないが、自分はいつもしっかりと守っている運動の法則を持って生きている。これがライフスタイルである。」 人は、人生の中で生きていくときに、いろんな問題や出来事に対して、反応としていろんな言動をするのですが、本人は気づいていないかもしれませんが、周囲から見ると、同じようなパターンで言動しています。 この言動のパターンを、アドラーは「人生の運動の法則」と呼んで、「人生の運動の法則のことをライフスタイルと呼ぶのだ。」と言っているのです。 一般の人は、この人のパターンのことを、性格とか、人格と呼んでいますよね。アドラー心理学は、無意識の癖として持っている「人生のスタイル」であり、意識して練習すれば「スタイル」は変えることができるという意味で「ライフスタイル」と呼ぶのです。 その人の人生の決定権はその人が握っているので、当然ですが、「人生の運動の法則」も変えることができるのです。 さて、ライフスタイルを変えて行くときに、無意識的にやっている言動のパターンを、意識化する必要があります。 無意識でやっているモノを変えることはできないからです。 ですから、「人生の運動のスタイル」を一度、その人がどんな認知のメガネを持っているから、そんな運動のスタイルを取るのかという側面に焦点を当てて、 その人が使っている「認知のメガネ群」をはっきりさせる必要があります。 アドラーが言っている所の「自分自身についてと人生の諸問題についての意見」なのです。 ライフスタイルは本来運動なのですが、変えるには、本人(とカウンセラー)が意識化しやすいように、「認知のメガネ」「意見」として実体化してやる必要があります。 Aさんが、いつもなるべく人付き合いを避けていて、避けきれなくて人と交流するときガチガチに緊張してしまって、その後寝込むほど体調が悪くなったりする(運動の法則)のは、 「私は人とうまく交流するのが下手で」「他者は警戒すべき存在で」「この世は危険なことがあるかもしれないところだ」(認知)という基本的な意見を持っているんだろうな。 というように、アドラー心理学カウンセリングでは、日常生活や、出来事があった時のその人の言動を詳しくお聞きしたり、 子どもの頃のその方の言動や、家族との関係性をお聞きしたり、 早期回想と呼ぶ子どもの頃の映像付きの記憶をお聞きしたりしながら、 「運動の法則」をイメージしつつ、その方の、 自分自身をどんな存在だと思っているか? 他者をどう思っているか?この世をどう思っているか? どうなりたいと思っているか? という、基本的根源的な「意見」(認知)を、カウンセラーが勝手に決めるのではなくて、クライエントさんと合意しながら、 こうでしょうねえ。というライフスタイルの一応の形を推定していきます。 推定できたら、どこをどう変えたら幸せになっていけるかということがはっきりするからです。 さっきの例では、「他者は警戒すべき敵だ。」と思っている間は、人前での過度の緊張とか、人との交流で疲れてしまうという症状は、決してなくならないので、 違う意見に変えていく必要があるし、変えるためには、本人の「変える」決断とあきらめないで努力を続ける根気と、ある程度の回数、カウンセラーとの二人三脚を続ける必要があります。 全国どこからでも電話カウンセリンできます お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2016年06月13日 14時52分02秒
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