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え?アドレリアンって何?と多くの人は疑問に思うでしょう。
アドレリアンというのは、簡単に言うとアドラー心理学を実践している人という意味です。アドラー心理学を指針にして、多くの人と仲良く、幸せに生きて行こうと、日常生活の中で努力し続けている人のことです。
私たちにとって、アドラー心理学は、理解するだけの通常の心理学とは違います。通常の心理学だったら、講義を受けて、試験でいい点数を取ったら、「分かった」ということになるのかもしれませんが、アドラー心理学の世界では、それを「アドラー心理学を分かった」とは思いません。
アドラー心理学は、この世は人々が貢献しあって助け合って、仲良く協力し合って、一人一人の居場所を認め合う世界だと思っています。
そして、この「この世の原理原則」に合致した協力的な態度や助け合う行動をとる人が「幸せ」を感じることが出来ると信じています。
今は、このように「分かって」います(と思います)が、私がアドラー心理学と出会ってからも、しばらくは、まったく「分かって」いませんでした。
なぜでしょうか?
当時の私がアドラー心理学を生きようとは思っていなかったからです。
当時の私は、アドラー心理学を理解しようとするばかりで、日常生活で実践することで自分の「ライフスタイル」を改変しようとは思っていなかったのです。
「ライフスタイル」というのは、アドラー心理学の用語で、「人生」を生きて行くその人なりの「スタイル」のことで、人の無意識下にある人生のプログラムのようなものです。思い込みや心理的癖、行動の癖の方程式で、人は誰でも、この人生のプログラムから逃れることはできません。
アドラー心理学流の生き方の技術を学び、練習して、「ライフスタイル」を幸せなものに改変して、やっとアドラー心理学を本当の意味で「分かる」ようになるのですが、当時の私はそのことが全く「分かって」いませんでした。
私は今、57歳ですが、アドラー心理学とは、32歳の時に出合いました。25年も前のことです。
当時の私は、非常に苦しんでいました。胸にぽかりと穴が開いているようでした。 機能不全家庭に育った私は、全ての人間関係が非常に苦手でした。機能不全家庭というのは、正直な思いを穏やかに伝え合って、家族で協力し合うという文化が欠けている家庭のことです。
「要求がある時に脅す。」とか、「思い通りにならなかったときに復讐する。」とかいう、とにかく相手を傷つけるやり方だけは大得意でした。「思いを正直に伝えないで黙っておく。」というのも得意でした。
当時の私は中学校の教師をしていたのですが、上記のとおりですから、生徒たちとうまく行くはずもなく、同僚ともうまく行かず、当然上司ともうまく行かず、
夫婦関係でも、頻繁に大喧嘩をするという、
あらゆる人間関係で悩んで苦しんでいました。
生徒との関係が良くなるような、すごい心理学があるらしいと、大学の時に同級生から話を聞いたのがきっかけでした。
当時の熊本大学の心理学科の教授がアドラー心理学の話をされる、と聞いて、聴きに行ったように思います。その話の中味は全く覚えていないのですが、「すごそうだな。」「私の悩みを解決してくれるかも?」と思ったのは覚えています。
そして、福岡で開かれていた「SMILE勇気づけの親子・人間関係セミナー」を受講しに行ったのです。
当時の私は、「SMILE勇気づけの親子・人間関係セミナー」を、自分の子どもへの接し方、生徒への接し方、として習ってしまいました。
実は、「SMILE勇気づけの親子・人間関係セミナー」には、もっと深い意味と、豊かな利用方法があったのですが、私が受講したSMILEリーダーさんが深い意味を伝えて下さらなかったこともあり、気づくべくもありませんでした。それどころか、他の受講生さんと競争意識満載で、「俺の方が分かっているぞ。」的な態度を取っていました。
今の私は、SMILEリーダーとして、「これは、子育てセミナーじゃないんですよ。あなたの人生プログラム(ライフスタイル)を変えるために、SMILEで習ったやり方をあらゆる相手に使って、練習し続けていくんですよ。」と伝えていますが、
当時の私は全く「分かって」いなかったのです。
しかし、SMILEの実践で、生徒との関係は劇的に改善しました。生徒と仲良く話せるようになったのです。
今、考えると当然です。
アドラーは、「人生を生きて行くうえで三つの課題がある。仕事の課題、交友の課題、愛の課題の三つだ。」と言ったのですが、
この三つの課題の中で、一番対処が易しいのが「仕事の課題」なのです。生徒との関係は「仕事の課題」なので、一気に改善したのです。
しかし、私にとっては、とてもありがたい結果でした。当時、今思えばうつ状態だと思われる体調に何度も襲われていたのですが、生徒との関係性が大きく改善されたため大きなストレスから解放されました。
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最終更新日
2020年04月09日 11時54分21秒
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