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カテゴリ:アメリカ・日本の発見・比較
いろいろ世間を騒がせているニュースはありますが、今日はNYの旅行の話です。
NYに行っている間に、コスモポリタンクラブに連れて行ってもらいました。 コスモポリタンクラブというのは、NYでも格式の高い、女性限定の会員制社交クラブです。(呼んで頂いた方に、ジーンズはだめよ、と事前に釘を刺されました。。。) すごそうなところだと思ったので、私のブーツをグランドセントラル駅構内の靴磨きさんに磨いてもらい、満を持して向かったのでありました。 いけば、どこにもコスモポリタンクラブなんて看板は出てません。住所が書いてあるのみです。 でも、知っている人は知っている、という感じなんでしょう。アメリカはそういうところが多いです。 詳しくは、Wikipediaに載っていますが、フランクリン・ルーズベルト大統領夫人、エレノア・ルーズベルト夫人、小説「大地」の著者、パール・バックなどが会員になっていたクラブだそうです。 日本人では二人しか会員になっていないのだとか。 誘っていただいた方が言うには、もともと女性会員のみというのは、男性のみの会員制クラブがあるから、対抗してできたわけで、最近は男性のみの会員制クラブは会員が減ったせいか、女性にも開放したようで、その後大分女性会員がコスモポリタンクラブから流れていったという。 こうした社交クラブ、どのクラブにいる、といえば、大体その人の家柄とか、学歴、経歴も想像できる、という、イギリス式の社会階級をそのまま反映した社交クラブの延長線にあるんだそうで、まあ、イギリス的な上流社会をアメリカにスライドさせた感のようです。 そこまで、イギリスの真似をせんでも、、、という気もしますが、やはりイギリス旧植民地というべきなんでしょうか。そうでもしないと認めてもらえなかったのか、と思うと、鹿鳴館が未だにあるような錯覚に囚われます。(或いは、イギリスからわたった上流階級の人たちの、上流階級のための、上流階級のための団体か) 趣旨も、女性会員の文化交流を深めるということらしくって、コンサートや講演、ダンスパーティーなどいろいろなイベントをやっているそうです。 この辺りは、以前「アメリカン・エスタブリッシュメント」の感想文を書いたときにも触れましたが。 で、実際に入ってみると、へえ、すごーい、という感じです。 一見普通な感じなのですが、入ると、地下に宴会場があり、いった時にはみなさん、燕尾服、ドレスで優雅に踊っていらっしゃいました。。。 で、一階は応接間。結構広いお部屋で、オードーブルなどを真ん中のテーブルにおいて、自由にとれるようになってました。もちろん、ウェイターさんがいて、飲み物を注文することもできます。 その日は誘っていただいた方とまずは応接間で1時間ほど歓談して2階のレストランへ、というつもりだったんですが、話がはずんで2時間ほど話し込んでしまいました。 予約、大丈夫かな?と一瞬心配しましたが、そこは問題なく、着席。 ちょっと緊張していたというべきか、素敵過ぎてカメラを出しにくかったというか、全然写真は撮っていません。記念に撮っておくべきだったと非常に後悔しているのですが。。。 ご飯も、フレンチっぽいかな。大変おいしく、頂きました。アペタイザーにオイスター(何も言わなくても、身が厚くて、ぷりぷりっとおいしかったなあ)、メインにダックコンフィ。鴨って部位によって味が結構変わるので、いろいろ楽しめていいお肉だ、と改めて思うのでした。デザートは、クリームブリュレです。 恐ろしいのは、メニューに値段が書いてないんです。なので、いくらおごっていただいたのか、不明です。。。(こういうところって、ゲストには値段の書いていないメニューを用意してるんです)ご本人も、ホテルのサービスを利用するように、番号とサインだけしかされないので、値段は不明です。 ただただご馳走様でした。 そこでも、会話ははずんで、いろいろ面白いことを聞かせていただいたのですが、それはまたいつか。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
December 15, 2010 03:41:09 PM
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