|
カテゴリ:ドイツ生活よもやま話
4月といえば入学式。 小さい体に、まだ大きすぎるピカピカ・ランドセルを背負った新米小学生の姿はなんとも可愛いもんですね。 ちょうど娘が小学校入学を控えている頃ですから、かれこれもう16年位前、日本の雑誌で ランドセルの桃色革命・・・・・たしかそんなタイトルだった・・・・・の記事を読みました。
黒、赤以外の色々なランドセルが市場に出てきて、ある女の子がピンクのランドセルを買ってもらい喜んで小学校に入学したところ、数日後泣きながら親に「赤いランドセルに変えてほしい」と言う。 ほとんどの女の子が赤いランドセルを持っていて、どうもピンクのランドセルが原因で虐められたらしい。 読んだ後、思いました。 色とりどりのランドセル姿の子供達を見る事は、ランドセル革命というより子供社会の革命と呼べるかもしれない、と。
昔、男の子は黒、女の子は赤・・・・・・・・これは誰もが疑問を持たない当り前の事。 夫婦茶碗の大きさの違い、夫婦箸の長さの違い、男風呂と女風呂の広さの違いみたいなもん???? 旦那より大飯食らいの奥さんだっているではないか?
話はそれてしまいましたが、現在のランドセルカラーはいったいどうなったんでしょうか? この数年、毎年里帰りしてますが、ピンクのランドセルは見た事ないような・・・・・それよりランドセル姿の小学生をあまり見かけないんです。 登校・下校時間にたまたま私が鉢合わせしないだけなのかもしれませんが。
ドイツの入学式は夏休み後の8月か9月 (州によって夏休み期間が異なる為) シュール(学校)ランセン と言うんですが、日本人が見たらびっくりする位、派手な色や柄が多いですよ。 お揃いの筆箱他、同じ柄の傘もあります。
娘のランドセルはオマ(お婆ちゃん)からプレゼントされる事になっていたので、事前に店で物色してテディーベアの柄に決めました。 しかしオマが来る前に、幼稚園の仲良し友達が同じ柄のランドセルを先に買ってしまったんです。 すると娘は 友達と同じ柄の物はどうしても嫌だと言う。 結局、花柄のを買ってもらいました。 「桃色革命」の記事を読んだ後の事だったので、なんか考えさせられる出来事でした。 まだ6歳だった娘はドイツで生まれドイツの幼稚園に通い子供社会の中で、「友達と同じ物は嫌だ」という意志を持ったようです。
どの国の国民性にも短所や長所があります。 そして各自の考えによってはそれが入れ替わる事だってあるし、短所とも長所ともとれる場合もあるでしょう。 正直、自分で日本の国民性を批判する事は出来ても、他国の人から言われると少々むかつく事もあります。 これって、自分では夫や家族の悪口言えても、他人から言われると逆にかばいたくなる心境と似てるかも。
しかし、どんな国民性にしろ 個人の好みや個性が虐めの対象になってしまうのは 本当に悲しい事です。
お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2009.04.16 06:31:48
[ドイツ生活よもやま話] カテゴリの最新記事
|