独断と偏見のロ～～マンス

美しすぎる億万長者＊キャロル・マリネッリ＊ハーレクインロマンス　R2441

あらすじ

これからいったいどこへ行けばいいの？
エーンズリーはロンドンの地下鉄のホームで途方にくれていた。
オーストラリアからイギリスに渡って、この三カ月は楽しかった。
なのに今日突然、泥棒の濡れ衣を着せられてナニーの職を解雇された。
住むところも、代わりの仕事も、見つかりそうにないまま…。
そんなとき、小さな男の子の泣き声が聞こえた。
癇癪を起こして暴れる幼児のそばで、
高級なスーツに身を固めた男性が、
慣れないベビーカーを広げようと悪戦苦闘している。
エーンズリーは思わず、男性に助けの手を差し伸べた
─彼がシチリアから来た億万長者エリヤ・ヴァナルディとも知らずに。

独断と偏見

これもよくありがちなストーリーですが
キャロルはうまく纏め上げ
ラストまで飽きさせずに読ませてくれますの
なんせ、彼女が書く悪役はとんでもなくひどい！
この薄さのシリーズRであのインパクトはすばらしい！
なんせ、お金に目がくらんで実の弟夫婦（妻がヒーロー妹）を
あっさり殺害・・・
それがきっかけでH&Hが出会い
そいつらが後々H&Hをしっかり結びつけることになるという
小品（シリーズRをそう表現する乱暴さ・・・）でありながら
なかなか読みでがありましてよ！
しかも小さな子供も出てくるし
大筋は大好きな偽装結婚（今回は婚約）だし・・・
さらにヒロインの元雇い主の名前を聞いて
「あれ？」
どこかで読んでる・・・
そうそう、【聖なる夜の魔法】のヒーローが
え？じゃぁ、今回のいけ好かない元雇い主の妻が
あのときの？・・・
ということでもう一度引っ張り出して読まなくちゃ！

そうして気づけばワタクシキャロルの作品は
ほとんどコンプリート状態なんですの
どうやら彼女は地味にお気に入り作家のようです。

スピン

聖なる夜の魔法

スピンというよりも完全にリンク状態のお話