テーマ:ロマンス小説 読書日記(461)
カテゴリ:読後感想
愛のレッスンはあなたから【華麗なる貴族シリーズ2】*サリー・マッケンジー*フローラブックス マ2-2 あらすじ 牧師の娘であるエマは母を早くに亡くし、 父と妹の世話に追われ気がつけば26歳。 世間では“オールド・ミス”と呼ばれる年頃になっていた。 そんなある日、領主であるドレイスミス侯爵夫妻が不慮の事故で亡くなり、 エマはみなしごになった侯爵の娘たちの面倒を見ることになってしまった。 そこへ侯爵の弟、チャールズが爵位を継ぐため帰ってくる。 憧れていたおさななじみのチャールズと再会し、 エマの心は不本意にもときめく。 チャールズもまた、美しく成長したエマに心動かされ─。 サリー・マッケンジーが贈る「華麗なる貴族シリーズ」堂々の第2弾。 独断と偏見 はい、はい、前作同様 地味~~に、素敵なロマンスでございました。 内容的には、たしかに、たしか~~に、使い古されたような王道設定 ですが奥様、昨今のひねりすぎたロマンス設定に 心底糾弾され、やさぐれていたロマ読みさんには かえって新鮮なのではなかろうか? と、それほどに王道・・・ 小さな頃からあこがれていた幼馴染のお兄さん どんなに年月がたっても忘れられない幼馴染のお兄さん 彼の周りには素敵な美しいお姫様たち・・・と思いきや・・・ 馬や、豚や、ヘビにヒキガエル? いや、ほんとにヒロインがモノローグでそう表現するんですってば! しかも、ヒロインだけでなくおせっかいな社交界のおば様たちまでが はっきりしっかり口に出してこき下ろすものだから笑えます。 さらにこの作者のいいところは 話の展開を勿体つけずに早いうちから ヒーローのロックオン状態がヒートアップするので 読んでて楽しいこと楽しいこと そのうえ、今回のヒロイン思いっきり26歳でカマトトかっ! といいたくなるほど初心なので ええ、ええ、読み手にもその初心さがはっきりくっきりトリニトロン(古) 「さっきはカマトトだなんて思ってごめん」 と素直に読みながらヒロインに謝ってしまえるほどの天然さ これがもう、ヒーローの欲望をスッコ~~ンとばかりにかわす、かわす・・・ その寸止めというか、寸止めより少し進んでかわされるので ヒーローの苦悩が・・・やたら愉快・・・ ヒーローのおば様もいい味出してて 家畜お嬢様方のドレスに紅茶を引っ掛けるあたり いやぁ~~もう~~笑える~~ そんなこと言い出したらヒーローの姪っ子達の 「二人を結婚させよう作戦」 けなげで大爆笑でございます。 コレははっきり言って買いですわよ! ここに羅列していないあれやこれやも笑えるのでぜひご賞味アレ! スピンとはいえお話は完全独立なので これだけでも大丈夫でございます。 ただ、前作の二人もおなかを膨らませて出てくるので 劇甘注意報でございますが、そこいらはボーナストラックということで・・・ スピン ため息は愛のはじまり【華麗なる貴族シリーズ1】 今回のヒーロー友人とアメリカ娘のお話 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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