ゆきみねこ通信

「お前と別れてラクになりたい。」

覚悟を決めて言った言葉。

でも・・・

本当に離れていいのかと自問自答を繰り返して、働くことを選択した彼。

「今まで何もしてやれなくて本当に悪かった。これから頑張るから。」

と、私に頭を下げた。

面接は決まっているものの、採用になるかはまだわからない。

もし不採用だったとしても、すぐ次の会社を見つけること。

何があっても、今の生活には戻らないこと。

そう約束して、私は彼を見守ることにした。

完全に彼を許したわけじゃない。

今まで甘やかしてきた私も悪いのだから、反省しないと。

しあわせになることに妥協したらダメだもの。