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テーマ:がんばれ!地方競馬♪(8634)
カテゴリ:競馬
☆3000勝の宇都宮競馬・内田利雄騎手☆
宇都宮競馬所属の内田利雄騎手(43)が、 28日の第11回高崎競馬最終日第9レースの北関東交流両毛特別に サクラエスポワールで勝利し、通算3000勝を達成した。 地方競馬の現役騎手では7人目、北関東では初の快挙となった。 一方、主戦場の宇都宮競馬、高崎競馬は本年度内での廃止が予定されており、 今後の身の振り方も注目される。 「あと1勝で足踏みしていたので、ホッとした。」と、まず記録達成の瞬間を振り返った。 1枠のため、スタート直後から外枠の馬に囲まれ、7番手くらいの位置取りになった。 しかし、コーナーを利用した巧みな騎乗で順位を上げ、第3コーナーで4番手、 最後の直線を向いた時には2番手まで順位を上げた。 「先頭の平沢(則雄)さんの馬がバテ気味だったので、勝てると思った。」 馬を交わす瞬間、平沢騎手に「おめでとう。」と、馬上から祝福された。 大記録を喜ぶ反面、所属する宇都宮競馬は本年度いっぱいの廃止が決まっており、 取り巻く状況は深刻だ。 「もともとは3000勝を節目に騎手をやめ、調教師に転身しようと思っていたが、 競馬場がなくなってしまっては・・・」と表情を曇らせた。 10月には日本中央競馬会(JRA)の騎手免許試験を受験したが、 1次の筆記試験で不合格となった。 所属厩舎の室井康雄調教師の息子がJRAの厩務員をしていることもあり、 過去5年の試験問題を取り寄せて対策を練ったが、及ばなかった。 「ある程度できたと思ったが、何かが足りなかったんでしょう。」と苦笑い。 内田騎手は地方競馬全国協議会(地全協)に対し、 地方競馬の騎手免許があれば北海道から九州までどこの地方競馬でも騎乗できるよう、 規約改正の要望もした。 「地全協も『具体的にはまだ決まっていないが、考えている』と言ってくれた。 文書であらためて出すように言われているので、近いうちに提出したい。」と望みを託す。 宇都宮で騎乗できるのは来年3月までの約4ヵ月だ。 「毎日来てくれるファンは顔も覚えており、会えなくなるのは寂しい。 ただ、自分は今のままのスタイルで、最後まで一生懸命騎乗するだけです。」 ☆プロフィール☆ 内田利雄(うちだ・としお) 1961年10月生まれ、43歳。 78年のデビューから現在まで、宇都宮、足利などで70以上の重賞競争を制覇。 ベラミロードとのコンビで大井競馬の交流重賞・東京盃(2000年)、 TCK女王盃(01年)を勝利した。 埼玉県川口市生まれ。 小山市羽川に妻と1男2女の5人家族。 (11月30日付下野新聞より) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2004/11/30 11:00:55 PM
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