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カテゴリ:日々の出来事
第1章 前島優作(13歳)
第2章 伊藤大介(25歳) 第3章 伊藤 準(13歳) 第4章 鈴木善幸(14歳) 第5章 秋元秀太(19歳) 彼らはなぜ死を選択したのか? 生と死の狭間で揺れる若者5人の葛藤を同世代の目線で描き、 いじめや鬱による自殺の真実に迫る。 実物の遺書と遺族からの返信の手紙を全文掲載し、命の価値、家族のあり方を問う。 つらい経験を自らの力に変え、前向きに生きようとする遺族への取材も新たに収録。 生きることの大切さを伝える完全ノンフィクション。 遺書 5人の若者が残した最期の言葉/verb〔編〕 (幻冬舎文庫) 2003年度に自殺した公立小・中・高校の児童生徒は、 前年度より14人多い137人となり、1998年度以来5年ぶりに増加したことが、 文部科学省がまとめた「生徒指導上の諸問題の現状」でわかった。 内訳は小学生5人、中学生34人、高校生98人。 教育委員会が報告した自殺の原因別は、 64%が理由が特定できないとして「その他」扱いとされた他は、 「父母等の叱責」など家庭事情が12%、精神障害が9%、 「世の中がイヤになった」5%、「進路問題」など学校問題が4%など。 インターネットを通じた集団自殺が含まれているかどうかは不明で、 いじめが原因とされた自殺は5年間ゼロが続いている。 これは、新聞の記事をまとめたものです。 『遺書 5人の若者が残した最期の言葉』は友人に貸してもらって読んだのですが、 その人は「自分がいじめられていた時のこと思い出しちゃった。」と言っていました。 中学生のとき、校舎の3階から突き落とされそうになったこともあったとか。 そんなひどいことをされながら、彼女が自殺を思い留まった理由・・・ 「いじめている奴らに負けてたまるか!」という彼女の心の奥底に芽生えた意地と、 心の支えとなってくれた親友の存在が大きかったそうです。 本書の、遺書に書かれた文字の一つ一つを目の当たりにして、 本を支える手が震えました。 亡くなった彼らの言葉を。 その彼らに向けられた、家族の言葉を。 この世を生きている人に。 そして、これからも生きていくために・・・ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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