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PART2です。
今回は、PART1より、 気持ち明るいというか、あっけらかんとした 『女ストーカー』のお話です。 私が、まだ会社に勤めているときのことでした。 帰りに飲みに行こうと約束していた 同期のD子が、もたもた仕事を終わらせない 私のデスクにやってきました。 D「私、仕事終わったよ」 綾『ごめん、ごめん、ちょっと待って。 もうすぐ終わるから……』 D「うん、大丈夫。ここで待ってる」 彼女は、私の席の前の 開いている席に座った。 最初は、その辺にある雑誌を読んでいたが、 それにも飽きたのか、会社の電話で 電話をし始めた。 そらで、電話番号を押して、 受話器を耳にあてたかと思ったら、 しゃべらずに切った。 家の電話の留守電でも聞いているのかと 最初は思った。 が、なんだか違う気がした。 で、聞いてみた。 綾「D子、どこ電話してるの?」 D「やっちゃんち(D子の前の彼)」 綾「なに、あんた連絡とってるの?」 D「違うよ、生きてるか確認。やっちゃん、家に居た」 綾「は~~~~~? それってあり?」 D「えへへ(^^)」 綾「えへへ、じゃないよ。かかってきてる方は、 相当気持ち悪いよ。いつも、かけてるの? そういう電話」 D「うん」 うん、じゃね~~~~~。 彼女とは、同期でもいちばんの仲良しだったし、 なんでも言える仲だったので、 そのあと、そういう行為は間違ってるのだと 呑みながら、朝まで説教をした。 でも、たぶん、その私の説教のあともかけていたと思う。 D子は、よくもてるコで、社内でも 彼女を狙っている男性社員はたくさんいた。 出入りの他の会社の人たちも、彼女を狙っていて 仲のいい私を味方につけようと、 明らかにこびを売ってくる人もいた。 その中でも、D子の元彼やっちゃんは、 そんな彼女を振った珍しい男だった。 やっちゃんは、女より仕事の人で、 仕事に命をかけてるような人だった。 それに、とってもカンのいい人で、 たぶん、D子の 自分のことしか考えられないところを 見抜いていたのだと思う。 3人目は、これまた、私が会社勤めを している頃の話だ。 同じ部署の人たちで、 呑んでいた席での話だ。 みんなで『ストーカー』の話題で盛り上がっていた。 怖いよねぇ、なんて話していると、 ちょっと酔って気持ちが大きくなった後輩のE子が E「私、ストーカーなんですよぉ~、まじすごいっすよぉ」 『え、なになに? 何したの?』 と、誰かが彼女をあおった。 E「好きな男に振られた次の日、その男の家の前のアパートに 引っ越しちゃったんですよ~~~、すごいでしょ」 ………、どんびき。 こいつスゴイ!と、思いました。 でも、彼女の元彼の気持ちを考えると、 複雑ですね、あはは……。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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