テーマ:今日の出来事(292599)
カテゴリ:家族(小動物)
チンチラのチチが死にました。
15時頃に、ケージの床と回し車の間に挟まっているようになって横になっているのを見つけました。 ダンナに 「チチが死んでない!?」 と言いました。 ダンナが 「いや、動いた!」 と言ったので、急いで回し車を外して、ケージから出しました ときどき手が動いたり、声を出したりしていますが、単なる筋肉反応のようにも思えます。 水を口に入れると 「嫌、嫌!」 というように首を振ります。 タオルでくるんでとりあえず病院に連れていくことにしました。 行く途中で、後ろ足を突っ張りました。動かなくなりました。 :*.☆。o:☆';*。:*.☆。o:☆';*。:*.☆。o:☆';*。:*.☆。o:☆';*。:*.☆ チチがうちに来たのは、1999年の2月。 ちょびを訓練学校に預けてしまって、さびしくて仕方がなかったウチラは 当時ペットショップに出始めていた、人に慣れる不思議な小動物を迎えました。 ところが専門書等もあまりなく、おっかなびっくり育てました。 あまり草類を食べてくれず、奥歯が伸びて目を圧迫しちゃったこともありました。 夜中に脱走して、パタパタと2階へ上がってきて、 本棚の本をかじり、糞まみれにしてくれたこともありました。 又三郎がちょっかい出しても負けず、ウンコばくだんで対抗してました。 :*.☆。o:☆';*。:*.☆。o:☆';*。:*.☆。o:☆';*。:*.☆。o:☆';*。:*.☆ 病院の待合室に入ったら、結構混んでいました。 院長夫人が患畜オーナーと談笑していましたが、私を見て 「どうしたの!?」 「来る途中で動かなくなっちゃって・・・」 私からチチを受け取り 「大変!ちょっと!見て頂戴!!」 と奥へ行きました。 診察室に呼ばれました。 「残念ながら、なくなっています」 「寿命なんでしょうか?」 「そうですね、歯の問題もあったかもしれませんが・・・ まぁ寿命といえなくもないと思います」 「今、花を摘んでいますので、待合室でお待ちください」 待合室で、意味がわからず、しばらくボーっと待ちました。診察室に呼ばれました。 愛とか施主とか、文字の書かれたダンボールに、チチが入っていました。 花とお線香が添えられて、顔にガーゼをかけてもらって、チチがいました。 それを見たら、涙が出てきました。 「ありがとうございました」 「いえ、何もしてませんので、御代は結構ですから・・・ おうちでお別れしてあげてください」 あぁ、この病院は、本当に動物のこと、飼い主のことを考えてくれてるんだな。 病院の入口がいつも季節ごとに花でいっぱいで、もちろん来る人の心も癒されるけど こういうときのためにも、花をたくさん育てているのかな。 この町に住み始めて、はじめて出会ったのがこの病院でよかった。 又三郎をこの病院からもらってよかった。 ちょびやロンや皆のことも最後まで、この病院にお願いできる。 チチが死んだことはもちろん哀しいけれど、病院スタッフの温かさで涙が溢れました。 庭のナデシコの下に、チチを埋めました。 病院でもらったお線香で、さようならをしました。 チチ、うちに来て幸せだったかな? あまり砂浴びさせてあげなくてごめんね。 又三郎が来てからは、家の中を散歩させてあげられなくてごめんね。 もうウンコばくだんも降ってこないし、夜中に回し車のキーキー音もしなくなるんだね。 ちょっとさびしいな。 ユキヤナギも満開だね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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