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テーマ:ひとりごと(15382)
カテゴリ:ひとり言
80歳をとうに過ぎたおばあちゃんが、手押し車を押してやって来た。
さぁ帰るぞって時、おばあちゃんは手袋をした。 その手袋が変だ。 右手の人差指が、キチンと入っていない。 左手は小指が空っぽ。 どうしたのだろうと思ったら、右手の人差し指が伸びないと言う。 左手は、小指と薬指がくっついて離れないと言う。 このおばあちゃんに身体の麻痺はないはずだ。 なお詳しく尋ねると、寒くて手がかじかんでいるのだと言う。 手袋を外して、手を触って見ると、驚くほど冷たい。 まるで、氷。。 思わず擦ってしまった。 手押し車を押して来たにしても、十分に暖まるであろうくらいな時間は部屋の中にいた。 なのに、驚くほど冷たかった。 手袋をして上げようと思った。 これがなかなか厄介な事だった。 左手の指を1本、1本、手袋のそれぞれの指に入れようとするのだけど、 パーして、パー と言っても、指が広がらない。 無理やり広げて。。。。。なかなか。。。うまく。。。いかない。 やっとのことで、左手完了。 右手。 おばあちゃんは自力で人差し指を伸ばす事が出来ない。 寒いと、いつもそうなんだそうだ。 寒いと言っても、外は多分、10度ほど。 確かに寒いが、サンサンと太陽は日差しを注いでいる。 指が伸びないほど、冷えてしまうなんて。。。 やっとのことで無理やり伸ばして、手袋。。。と思っても、 一瞬、手を放したら、指は、クネッと折れ曲がってしまう。 手袋ひとつで、こんなに苦労するなんて。。。 年をとるって、大変なことだなぁ。。。 夜中、トイレが間に合わない事があるらしく、紙おむつをはいて寝ているそうだ。 その紙おむつが暖かくて、とても気に入っている。 はぁ。。。。年をとるって。。。たいへんだ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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