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テーマ:旅のあれこれ(10281)
カテゴリ:旅
前ブログで世界遺産での結婚式に触れたが、
そもそもが、京都は宇治へ行った理由、 十円玉の表の平等院鳳凰堂を見たかったから。 順路として、平等院からのはずだっただが、 何故か、一番最初に辿り着いたのは、醍醐寺。 こちらも、世界遺産。 醍醐寺の三宝院見学。 襖絵やら何やら、へーほーと何やら分からぬうちに見学。 そして、本堂に渡る廊下の差し掛かった時、 庭にしゃがみ込んで苔の手入れをしている方を発見。 これが、丁寧に手箒で掃いている。 藁の切れっぱしが何故か沢山落ちていて、 苔の中に紛れているのを丁寧に掃いていた。 ジッと見つめていると、その視線に気が付いたのか、 手入れをしていたおじさんが顔を上げた。 この機を逃さず、話しかけてみた。 こうやって手入れをしていないと、 風通しが悪くなって、キレイな苔にならないそうだ。 植物は手入れをすると応えてくれるからね~と。 で、何だかんだ言っている内に、 今日来た方は運がイイですよ。 昨日まで、屋根の葺き替えで、杭やら何やら沢山で、 立派なお庭もロクに見られなかったと。 屋根の葺き替え??? ほら、と指差す方を仰ぎ見ると、 おお 屋根が藁ぶきで、葺き上がったばかりで、 藁の先は、キレイに切りそろえられていた。 藁も分厚かった。 聞くと、藁ではなく、全国から集められたカヤだそうだ。 厚さは、70センチもあるらしい。 このご時世、70センチもの厚さに葺くには、 全国から。。。。うんうん、そうだろう。 この屋根を上から見ると、これがまた一段と良いらしい。 が、一般の方が見られる場所はないとの事。 いたく残念。。。 そのカヤの部分は屋根の途中までで、 軒先は、一見、あれは金属?木?さてはて~~って感じに見えた。 所々に立ち、お客を監視?している女性に尋ねてみた。 『こけら』だと教えてくれた。 小さな板を何枚も何枚も重ねて葺いてあるそうだ。 またしても、ほーーーーーーーーーー 真新しく、キレイなので、金属かと思ってもしようがない見てくれ。 この屋根が出来上がる様子を日々、眺めていたかと問うと、 残念ながら、囲われていて見られなかったと。 でも、コンコンと、音だけは響いていたと。 どんな音がしてたのだろうな。 苔の手入れをしているおじさんに話しかけなかったら、 気が付かなかった屋根。 目を上に上げるよりも、下に、見るものが沢山あったから。 1年がかりで、葺き直したと言う屋根。 ほんと奇麗だった。 あれの全体を見られないのが残念。 一切の写真撮影も禁止。 目に焼き付けるだけしか出来なかったのも残念。 桜で有名なお寺だそうなので、 お花見のついでに、屋根も見て~~ そんな感じ(笑) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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