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子どもたちのグループを動かしていくのは、時々行き詰って、ストレスがたまるけど、ふっと割り切るとやっぱり面白いなあ、と思う。
CAPでも、セカンドステップでも、一番問われるのはこちらの権力意識・教育者意識だと感じる。 上から下へものを教えようとする姿勢、常識の枠や理想の枠に子どもを当てはめようとする姿勢、自分の本音を出さないでおとなづら・偽善者づらする姿勢・・・。 日頃おとなから受け容れられる事の少ない子ほど、こういう姿勢に敏感に反応して、結果的にこちらがやろうとすることは、ぶち壊しになりがちだ。 正しい答えを押し付けない、決め付けない、かっこつけないことがまずスタートだと思う。 でも、子どもは必ずそのこちらの受け容れの枠を試してくる。どこまでいいのか、 ここはどうだ、これでもいいのか・・・あの手この手で試してくる。 子どもに何かを教えるためにというよりは、子どもの前に自分という人間をきちんと見せるためには、「枠」というものが不可欠だと私は思う。どこにその枠を設定するのか、枠から外れた時にどうでるのか、枠から外れたあとどう戻すのか…。 子どもはそれを試しながら、私という人間を値踏みする。 特に、外れた後に、子どもが戻ろうとした時、どれだけ白紙の気持ちで、過去を水に流して受け容れられるかは、とっても重要だと思う。 ここで過去の事に引っかかると、引っかかる方も苦しいし、子どもの方もますます引っかかってくる。 さっき、「もう絶対やらない!」とたんかを切って出て行った子に、涼しい顔して「またおいでね!」なんていうと、思わず「うん!」とか言ってしまう子がいて、 そういう時、すごくおかしくなって、可愛くなる。子どもなんだなあ、と思う。 先週、セカンドステップの研修会があった時、内容ももちろんだが、その講師の先生の雰囲気に私はいろいろ学ぶところがあった。 静かに明るいってこういうことで、楽しいもんだな。あっけらかんと枠組みを示しながら、けっこうそのラインが幅広く、しなやかな時、なんかおとなの包容力を感じるもんだなあ・・・って。 あんな風になりたいなあ。わたしも。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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