〆切まで、あんまり余裕のない翻訳の案件を抱えている。
でも、どうもスイッチが入らない。
で、スイッチが入るのを待っている。
これは体調とは関係ない。
スイッチが入れば、熱がいくら高くても
やるべきことをやり遂げられる。
スイッチが入らないのに取り掛かっても、
時間ばかりかかって、出来ばえは今ひとつだ。
その点、スイッチが入ると途端に
必要なシナプスがきゅるきゅると一斉に繋がって
短時間で、良いものが出来上がるのだ。
これだ!というふうに。
何か、ゾーンとでも呼ぶべきときがくるのである。
この「ゾーン」を恣に召喚できるのが理想的ではあるが、
なかなかそうもいかない。
早めに手をつけているうちに集中力が高まっていく場合もあるが、
その集中力のレベルは、「ゾーン」の集中力の足下にも及ばない。
ただ、ゾーンに入るためのスイッチは、
私を裏切ることなくこれまで常に、
〆切に間に合う段階でオンになる。
〆切まで間があり過ぎて、
ゆるゆると仕事をしていて締まりがなくなる時期と、
〆切まで時間がなさすぎて、
駆け込み放り出しな仕事しかできなくなる時期との、
ちょうど境目にスイッチは入るのである。
要は「腰を上げるタイミング」だ。
そろそろ、スイッチが入る時期だろう。
生理が来るのが何となく分かるみたいに、
スイッチがオンになるのを薄々感じている。
スイッチがオンになるまでは、
私は原稿にざっと目を通しておくだけで、
端っこにちびちびと手をつけたりしない。
やるときは、がっとやるのだ。がっと。
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Last updated
2009/07/03 10:50:40 PM
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