不況だ不況だとテレビが言う。
取引先の人たちも言う。
私はといえば、半学半労の身分で、
まだどっちつかずで、決心もついていなければ
これぞという思い切りや天命も見えない。
だからといって、焦ってどこかに属することは嫌なのだ。
景気が悪いのは世間的にも私の仕事量的にも目に見えているけど、
景気が悪いということは、この「迷い」の期間を力ずくでぶったぎるための
理由には決してなりえないのである。
大学の時も、働くようになってからも、
自分自身について考える時間はあまりなかった。
それこそ力ずくで、感情を経由させないで
ただ体にむち打ってきたに過ぎない。
2004年から少しずつ壊れ始めた体を、
私は今になってやっと休められているのだと思う。
一緒に暮らす家族には申し訳ないとも思うが、
やっと手に入れた「迷い」の時間に対して
私は恥じていないし、思った程焦っても居ない。
私の人生は、なんだかんだで面白く、
きっと良い方向へ落ち着いて行くはずだ。
「いま何をしているの」と訊かれて
即座にひと言で答えられないのは、
これでも色んなことをしているからだ。
「安定した職業」に魅力を感じないのは、不思議なものだ。
部屋は散らかっているけれど、私の内側は平穏だ。
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Last updated
2009/08/25 12:44:28 AM
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