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やっぱり「書く」がしたかったんだよと大きい子供は泣く。
でも、家族が笑顔でなくなるようなことはできない。 今、家族は「構うもの」を必要としている。 笑うこと、を必要としている。 私はここずっと体が悪く、それでも、 口だけは夜みなが集まれば達者でいられるので 構われ、笑わせる者としてここで機能している。 恋人とは一緒にいたいが、 恋人のところへ行くことは ここを離れるということなので怖いし それに家族のためにも良くない気がしている。 チェーンをかけているのが本当に心の中の家族なのか それともそれは言い訳でただ私が怠けて臆病なのか もうわからないが、後者のような気がすることがある。 私は弱気になるより先に怠惰になる、のかもしれない。 私の計る怠惰の目盛りが他人とたとえ違ったって 比べようがないんだからそんなもんわかりゃしない。 初めて病院で眠る薬を貰ったとき、私は医者の前で泣いた。 地下室に降りて混ざった集団はそのときこれを知っていただろうか。 たかが大学生の、たかがサークルの、と知らない人は笑うだろう。 でもあのときから私はすこしおかしくなって、 おかしくなり方は時によりけりでは在るけれども今だってまだ直っていない。 惰性のまま薬を飲んでいるのかと思い そんな自分が嫌になって薬を断ってみるとあれあれ、 夜が更ければ手が震えるではないか。 烏が鳴こうが洗濯機が回ろうが、 目が覚めたまま体が動かないではないか。 立派なヤク中である。 家族が悲しむことが怖い。 家族が苦しむことが怖い。 恋人を失うことが怖い。 恋人に対する欲求が摩耗していくことが怖い。 それを認めることが怖い。 夜が怖い。 朝が怖い。 セクハラが怖い。 パワハラが怖い。 声を出して泣くことが怖い。 いつか「正直に吐き出してごらん」という磔刑にかかるのが怖い。 薬が怖い。 1ヶ月後が怖い。 3ヶ月後が怖い。 もっと先は分からない。 生き続けることが怖い。 看取ることが怖い。 失うことも手に入れることも怖い。 どうしても下がらない熱と、 かたかた音を立てる歯と、 垂直に立っていられない体が気の毒で悪い。 だからといって今そのものも、 ゆるい土台の上でどうにか一時的にバランスを とっているだけの何かのようで怖い。 私は本当は怖いものだらけだ。 弟が職を失って、でも私は姉らしく励ますのみで、 強気に奔放に気軽に、安心させてやりたいだけで、 でも今の私にはそんな根拠なんかなくって。 情けなくて。 こうしてむちゃくちゃに書いていれば そのうち涙の一筋でも流れてすっきりするだろうかと 思っていたけどただただ恐ろしさが募るばかりで。 きっとこれを書き締めた後になってから ああ、これもついでに書いておくんだったなんて そんなことばかり思うんだろうけど 今日のところはここまでにします。 憂鬱とは違う。 悲しくて、怖いんだ。 自分の中で誰かが泣いているみたい。 たまには本当に近いことを書いたっていいでしょう? ほらみろ、また誰かの許可をほしがっている。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2009/11/26 01:23:54 AM
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