ようやく取りまとめた祖母の入院話が、
取りまとめの最大の功労者である母の留守中に、
父と叔母との判断で急遽白紙となった。
悔しいし納得できない。
そのことについて父も叔母も、一切触れようとしない。
何事もなかった顔をしている。
痴呆が進み入院に際して混乱など支障を来す祖母の姿に
可哀想だ不安だといって肝心の治療を取りやめてしまうのは、
結局は我が身可愛さなんじゃないか、
祖母が治らないことで最も大きな負担を被るのは
父でも叔母でもなく、母であることをわかっているのか。
家族に対してこういう思いを抱いてしまうことに自己嫌悪しながら
それでも簡単に飲み下せる筈もなく、悶々としている。
悔しくて数年ぶりに母の前で泣いてしまった。
祖母は、もう母の名前も分からない。
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Last updated
2010/06/06 10:59:52 PM
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