欲しいものと、あったほうが良いもの
余りの夜の長さに辟易して、女友達に電話をする。ひとりのときはきちんとひとりを楽しめるのに、ひとりじゃない、はず!なのにひとりなときは、どうしてこんなにつまんないんだか。なにかを嫌だと思ったり辞めたりするときって、「つまんない」と「めんどくさい」だけだよね、結局。なんて話を合計小一時間する。その後、貴重な男の飲み友達と軽く飲む。さんざん笑い転げて家路、と思いきや、やっと連絡のとれた、会いたかったはずの人と会う。軽口を息つく暇も無く叩き合って笑い転げられる人、だよねえって心の底から苦笑いしあえる人、完全に安全な気持ちにさせてくれる人、のんびり辛辣に世界を似たペースで眺めて沈黙も苦で無い人、あたしの頭をはたくくらいに子供扱いしてばか笑いする人、訳が分からないほど何から何まで手を貸して慈しんでくれた人、いろいろいたし、いろいろいる。あたしは何してるんだろうなあ。欲しいものじゃなくて、あったほうが良いものにばかり手を染める。それも、目の前に差し出されて初めて、あ、あってもいいかも、みたいな。子供のときは大人なんて、と思っていて、大人になったら子供なんて、って思っている。ヒールで背伸びはできるけれど、屈み込むことは束の間しかできない。That's why she calls me a "lady-bitch".Yet personally, I add some word to it.A noble, pure, lazy lady bitch.Maybe you are the one, too.I surely was, at least, tonight;)