「風物詩」
何でもかんでも、名前を付けたとたんにおかしくなる。捕われたり、確認したくなったり、失いたくなくなったりする。だから、今のこの関係に、名前は付けない。半人前だけど、大人は大人。許す許さないの話でもなくて、きっと、誰にも分からない、それでもいい。浸透圧がぐっと変わったみたいに、中身が出ていって混ざっていく。そこに、胸のつまるような何かは何もないけれど、深く息のできる、涙ぐむような何かがある以上は。吹っ切れた、というのは嘘でも何でもない。ただ。it's over, and now,i can live with it.cuz i am no more involved in that.now that i got be able to flow with it,there can be no pain, no danger.正確ではないけれど近い。何も望まない、と言うのとも違う。変な夢を見ているわけでもない。病気だとしても慢性的なやつだし、ある知人はこれを「風物詩みたいなもん」だとまで言い切った。自分の過去を受け入れている。難しいことは、今は考えないでおく。