雪月花

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• のぞみの旅。望みの度。

  今週末に祖父の三回忌があるため、今日は朝から家を出て、一路、西の実家へ。のぞみに自由席ができたのをいいことに、初めてのぞみに乗りました。年末年始の休みより一足早い、おうち。大学を出てからどうしよう。そういうことを考え始めてからの帰省は、また一味違うものになっていることを感じます。ただ確かなのは、ここは私に何も求めないということ。ここにいる。ただそれだけで、私は居場所を見つけられます。それは物凄く貴重なことだと知りました。存在を肯定してくれる場所が、故郷なんだな。私は今きっと、子供の顔をしています。いいですよね、ね。

  2003/12/12

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• 存在の重過ぎる悪さ

  最近読んでいる本。二冊を並行して読んでいます。・川端康成『掌の小説』・クンデラ『存在の耐えられない軽さ』前者は数ページほどの短編集を羅列したもの。後者は、チェコの作家の恋愛哲学的小説。考える事が多いです。高尚だったり哲学的だったり架空過ぎて、自分のみに重ねる事は難しいけど、分からなくも無いなあという気分を、味わい続けられる本たちです。後者に登場する男性の考えの描写に、こういうのが。…トマーシュは、女と愛し合うのと、一緒に眠るのとは、 まったく違う二つの情熱であるばかりか、 対立するとさえいえるものだといっていた。 愛というものは愛し合うことを望むものではなく、 一緒に眠ることを望むものである。少し省略しましたがそんな風に書いてありました。そうだな、少なくとも私は、と、思いました。恋人とかそういうのでなくとも、小さい頃は親とくっついて寝たりしたし。ホームシックに罹った頃は、友達が泊りに来てくれるだけで安心したし。一緒に眠る。きっと、色んなことは、何が正しいとかいうんじゃなく、思っているよりもずっと、シンプルにできているのです。そのはずなのです。

  2003/12/11

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• 呼び出し

  私が、呼び出しました。誰を？気の置けない友達を。何で？へこんだから。すぐ近くに住んでいるのに、お互い行動範囲も生活リズムも全然違うから、ほんとに会うのは久しぶり。でも、「久しぶり。いま何処にいる？」って聞いただけで、笑いながら、「家だけど、今度は何があったの？」って、そういう答えが電話から帰って来るのには救われる。「寒い中行くんだから、何かあったかいもの作ってよね」、それはそうだと思って、ココアを作る。温かいココアでもてなして、いつの間にかグラスの中身はワインへ。あー。また転がしてしまった…。恋愛について互いに話をしている時、真面目な顔で彼女が言った。「でもさあ、昔のあたしたちはどこに行っちゃったわけ？」すかさず、ふたりは同時に額に手をかざして、虚空を見つめるポーズ。飛んで行ったゴルフボールを追うようなポーズ。あまりに同時にそんなことをやったのがおかしくて、苦しいくらい笑った。結局結論は、人は変わるものよ、ということ。どうもすっきりしない恋愛もあるようなら、やたらとわくわくする自分が楽しい片思いもある。未知の世界は結婚だけど。こないだ遠恋がひとつ終わった。もう遠距離なんてありえないと思ってたけど、この時期の、私と、あの人の間で、それがうまく行かなかったというだけ。たまたま、うまく行かなかっただけ。ひとつも「絶対」があり得ないこの恋愛と言うもの。不思議だよね、といってまた飲んだ。結局は、恋愛も酒の肴に落ち着くのかな、なんて。つまりは、こうやって馬鹿みたいに話がしたかっただけ。自分の話を、気の済むまでする。同情も、相づちも求めてはいない。でも、確かにそこにいて欲しい。女友達は、真剣に話を聞いてくれないところがいい。ありがと、ね。

  2003/12/10

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• 今日からの一年

  部活で、部長のような役割を引き継いだ。これから一年、やっていく。この一年は、経験者の先輩によると、今までの三年よりも長く辛く濃いものらしい。今日、その片鱗を覗いた気がした。上に立つと、やはり少し寂しくなる。同年代の仲間までもが、自分の発言を待っている。自信があろうと無かろうと、私は沈黙を破る。みんなの視線の先にいる、私という存在。私は、何処を見ればいいんだろう？がんばろ。

  2003/12/09

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• 誕生日の手紙

  いま、私は一人暮らしをしています。毎年実家に、ある人からバースデーカードが、きっかり私の誕生日に届きます。一か月も遅れてはいたけれど、今日、実家からそれが転送されてきました。　紅葉の頃　元気で青春のことと思います　今日は誕生日おめでとう　何かいいことがありますようにそう書いてあった。変わらない字で。長いこと会っていない人。でも私のことを思ってくれている人がいる。何かいいことがあるようにと、祈ってくれている人がいる。嬉しくて嬉しくて、有難くて有難くて。「いいこと」を探します。

  2003/12/08

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• 読書日和

  朝まで飲んだ後、仮眠をとって、昨日のリサイタルの片づけをした。その後、録音は一人で聞こうと思って、まずは日なたへ。これは読書日和だと思って、本を用意。久々に一人でのんびり本を読んだ。やっぱり、好きだなあ、と思う。何人かの作家を目の前に積んでいたけど、読んだのは、川端康成。『水月』を初めて読んだ。そして人と少し話をして、やっぱり好きな楽器を吹いて、本屋さんで更に本を買い足して、そしたら家に荷物が届いて。本を読みながらこたつで寝てた。殆ど寝てなかったもんなあ、って。静かな一日でした。

  2003/12/07

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• 非日常／超日常

  リサイタル本番でした。この日のことは、もう少し整理してから報告します。さすがに今は、体も胸もいっぱいです。人の去来を、時間の非情を、感じています。また後日。

  2003/12/06

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• とりあえず

  最近日記更新してないです☆明日、一年で最大のコンサートをやります。それが終わったら、ごそっときちんと更新します！ちなみに＠江古田buddyです、なんて。その後。更新しました！ごそっときちんと。明日のリサイタルで、引退する人がいる。いなくなる人を思って、心が不安定になる。知らず知らずに頼りにしていた。明日を、そしてこれからと思い出を、大切にする。

  2003/12/05

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• のどかな世界をかいま見る

  明後日が本番、ということで、私も周りもぴりぴりしたりそわそわしたりしている。そんな中、のどかな世界をかいま見ました。「昔一緒にみた、葉隠入門かなんかを持ってた黒人の　殺し屋の映画なんて名前か覚えとる？」忙しい心をした私に届いた、地元の友達からの一通のメール。突然過ぎ。いい加減過ぎ。懐かし過ぎ。ゴーストドッグだよって返事したら、ジャンルは何になるんかいな、あれは、ってメールが。ヒューマン？アート？分けにくいのは大抵その辺じゃん？て返事をしたら、「無かったわー」、だって。その後初めて、ビデオ屋さんにいるの？って聞いたら、「そうよ」。なんてあっけらかんとした。あたしなら、状況説明しなくてもわかってくれるか、状況説明しなくても付き合ってくれると思ったってさ。嬉しかった。何がか分かんないけど、心の中に、ゆっくり、とろりとしたものが滲んだ。

  2003/12/04

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• 話をする

  昨日は転んでバスを止めて、その後リハーサル。そして「軽く飲む？」から始まって、後輩の家へ先輩とふたりで転がり込みました。そして今朝は、ミスドでゆっくり話をした。一人の人とこうやってゆっくり話をするのは、とても久しぶりだ、と思った。こうやってゆっくり話のできる人に会ったのは、とても久しぶりだ、と思った。

  2003/12/03

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• バスを止める（誰か思い出して）

  今日はバスを止めました。チャリで走ってて、道路の真ん中でこけて。バスが来ていたのが見えていたから、多分焦ってバランス崩したんだな。楽器を持ってたからね、守ろうとしたし。そしたら、目の前でバスが止まった。転ぶ時とかって、周りがゆっくりに見えるでしょう？だから、ああ、轢かれるのかなあって感じてた。そしたら、ゆっくりに見えたのは、バスのブレーキだったの。助かった。はいてたジーンズは無事だったけど、その下の膝の皮膚は破れてた。不思議。でも痛い。気を付けよう。急いでたり疲れたりしてると、自分の体への愛が薄くなって来るからね。大事にしよう。ちっちゃい頃おばあちゃんが言ってたこと忘れちゃった。「○○○○、これを父母に受く。…」確か今日の話に関係あると思うんだけど、何だったかわかる人います？

  2003/12/02

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• 冬の台風

  台風にしろ何にしろ、ここのところ雨ばかり。のんびりした日の雨は好きだけど、忙しい日の雨は嫌い。雨を楽しむ余裕のないことを実感してしまう。そして今日、ページにしっかり手を加えました。どんどん次のページへ進めます。凄く見やすい。自画自賛。私が、自分の書いたものを読む手間を、省きたかったんだ；）みなさん、どうぞ左のページへお進み下さいな☆

  2003/12/01

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• 相対／絶対（マニアックなおまけつき）

  存在し続ける理由を、自分の体ひとつ分より大きなものにしようとするから、人はみんな疲れていく。I am here， so I am.たったこれだけのことで、生きて行けたらいいのに。私は怒ったり、泣いたり、する。今日も、そうだった。ただ、本当に腹を立てたり傷付いたりしているのか、それともどうしようもなく疲れているだけなのか、そこのところはわからないけれど。自分の言っていることが理想でしかないのか、他のスタンスをとるのは逃げにしか見えないのは何故か、それもよくわからないけれど。私は私。１／１での私。あの人にとっての友達も、母さんにとっての子供も、後輩からみた先輩もその逆も、男からみた女も、全部私。最近、私は相対的です。まず自分ありき、そうありたいのにな。＜おまけ＞テレビで、川端康成が言ってました。「苦しむってのは怠けた結果だけどね、　怠けてたから今まで生きてるんだよ」この言葉の意味は各自のコンテクストにおいて、様々に解釈されうるでしょうが、どことなく癒されたので、書いてしまいました。というか、動く川端を初めて見て、相当テンションあがったのでした☆同じ番組に三島と伊藤整も出ていて、私は今夜三島と川端両氏の煙草の吸い方を、マスターしてしまいました。誰も喜ばない、マニアックすぎる物真似…。

  2003/11/30

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• おやすみなさい

  おやすみなさい、また明日。今日も一日おつかれさま。長い一日だったかな？嫌なこともあったでしょう。嬉しいこともあったのならいいね。一日の終わりに、一日に点数つけるのはやめて、明日のために眠ろうか。何に備えるか具体的にはわからなくても、きっと眠っておいた方がいいよ。眠っておいた方がいい。おやすみなさい、また明日。あなたは悪くない。あなたは正しくて、弱くて、優しい。おやすみなさい、また明日。

  2003/11/29

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• 負けるが勝ち

  今日は、新しいことをした。他人に、謝った。昨日の話の、続きだけど。ほんとに私が悪いと思ったとか、ここはめんどくさいから謝っとけとか、そういうのとはちょっと違う。初めてのことだった。負けるが勝ち。そういうことかなあ、敢えていえば。悔しくて悔しくて、不甲斐なくて不甲斐なくて、どうしようもなかったけど。それは私の主観の話だし、非が全くない訳ではないし。私だけの問題ではなかったから。私が謝ることによって、問題の構図は単純化され、守られる人たちがいる。割り切る、ということをした。この時初めて、大人として謝ることをした。そして一人で泣きながら決意をした。涙が勇気を固めるとは知らなかった。それにこの時初めて、自分の本当の負けず嫌いさも知った。負けるが勝ち。でも負けないから。私の渾身の「ごめんなさい」は、自分でもびっくりするくらい、思いきりの良い大きな声だった。私はこの時、本当の自分にも謝っていたんだと思う。

  2003/11/28

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• 膿を出す

  膿を出す。それが私の係。心や人間関係の膿を出す係。膿を出す。それが私の係。でも今日の私はみっともなかった。後悔ばかりが先に立って。膿を出すどころか、傷は膿んでいく。どうしよう。そばにいて欲しい。今はもういない人を思い出して、泣いた。そばにいて欲しい。私はどんどん一人になってく。時間が恐い。本当の自分の度量が見えて、これからが本当に恐くなった。私は小さい人間です。なのに汚れ役を買ってしまいます。潔くやってのけるように見えるようで、私は更に頼りにされるようになります。恐くて辛くて寂しくて仕方ないけど、自分の大事な人にそんな思いさせるのは、もっともっと嫌だから。私が我慢していればいいとやってきたけど、そろそろ限界です。それに気が付いた時、私の元々の姿を知っている人は、まだいるのでしょうか？私は何のためにここにいて、何のために必死でいるのでしょうか。そろそろ容量がいっぱいになってきています。わたしがとうとうぼろぼろになったとき、誰か元の私を知っている人はいるのでしょうか。でも、血の出る私の心を知らずに、生きている私の大事な人たちを眺めていると、悪くないけど少し複雑な心持ちになってしまいます。何でも打ち明けられるから大切だった人たちが、今では一番本当のことを言えない人たちへ。そしてその原因が自分。責めるのは自分しかいないでしょう？そばにいてほしい。最近、自分にとても酷いことをしている、そんな風に思えて仕方がありません。ごめんね、私。ひと段落したら、甘やかしてあげるから。一緒に頑張ろっかね。

  2003/11/27

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• 無償の愛（車中の出来事）

  日のあたる電車の中で、おじいさんが、たまたま乗り合わせた赤ちゃんに、微笑みかけていた。赤ちゃんは、おじいさんを、不思議そうに楽しそうに見ていた。お母さんは、おじいちゃんと赤ちゃんのやり取りに、ほほえんでいた。一人で電車に乗っていたおじいさんは、大きな袋をひとつ持っていた。赤ちゃんとお母さんは先に降りて行った。いくつか先の駅で、おじいさんも降りた。おじいさんは、赤ちゃんをあやした。電車の中で隣に居合わせただけで。赤ちゃんよりお母さんより、そのおじいさんが一番幸せそうだった。あの三人は、もうきっと会わない。親子はおじいさんを覚えていない。でもおじいさんは赤ちゃんを覚えているかも知れない。あの子が大人になる頃には、おじいさんはもういないのかも知れない。いつか、何かがあった時、あの子は思い出すだろうか。見ず知らずの自分に、ひょうきんな笑顔で笑いをくれた老人のことを。きっとそれは起こらないこと。あのおじいさんは、あの瞬間、幸せだった。向かいで見ていた私は、泣きそうだった。おじいさんが、電車を降りた後、もしくはその日の夕飯の時間に、一人ではなかったことを祈る。こんなことが、至る所で起こっている。自分に向けられた愛に気付くだけで、人はどれだけ幸せになれるかしれない。ああいう笑顔を無償の愛というのだと信じている。

  2003/11/26

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• 「王様の耳はロバの耳」

  ここを開いて一か月。ここを作る前と作った後、あたしの中で何か変わったかな。あたしの周りは何か変わったかな。少なくともあたしは少しだけ楽になった。「王様の耳はロバの耳」と告白できる場所が出来たから。欲求不満でおなかが膨らむことも無くなった。あたしを知ってる人にも知らない人にも、そしてあたし自身にとっても、ここは新しいあたしを発見したり確認したりできる場所。そんな場所が欲しかった。名前がないから、正直になれる。名前がないから、嘘もつける。名前のない自由を手にした時、自分がどっちに転ぶ種類の人間か、それが知りたかったんだ、きっと。責任がないからいつまでも続けられる。責任がないからいつでもやめられる。責任のない自由に身を置いた時、自分がどっちに転ぶ種類の人間か、それが知りたかったんだ、きっと。ここを離れたあたしには、名前と責任があって、選択や自由はあんまりないからな。今までここに来てくれたみんな、ありがとう。なんて、これからも続けるけどね。ここは、バランス維持のために必要だから。おやすみなさいな☆

  2003/11/25

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• 昔の人と電話

  長電話を久しぶりにしました。朝から何と３時間。あたしにしては珍しくて。昔の人とずっと話をしていた。同じペースで話ができる人というのはそういない。思考回路とか価値観とか回転のスピードとか好みとか、それらが噛み合ないとこういう風には行かない。かゆいところに手が届く感じ。お互いのかゆいところが分かっている感じ。気付かなかった病巣にも気付かせてくれるし。実は簡単だった治療法を見せてくれるし。なにより、笑いと秘密を共有できる。中でもこの人はやっぱり、合うなと改めて思った。説明がいらない。気兼ねがいらない。察して来るし、察してくれるし。そしてそれにおおかた外れがないし。ありがたいなあと思った。恋人関係は終わったけど、このつながりは大事です。友人っていうか同士っていうか。後腐れとか全然そんなんじゃなく、大事です。同じペースで話ができる人、いますか？

  2003/11/24

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• 力ずく

  力ずくで生活のリズムを元に戻しました。目が覚めるまで寝て、その夜は酔っぱらって早寝して。すっきりとした早朝の目覚め。今まで眠りについていた時間とそう変わらない。なんか嬉しいんだな。まともな朝は、まともな一日、まともな人生に、きっと繋がって行くね。「まとも」のdefinitionはまたの機会に議論ね。

  2003/11/23

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• ぐぅ　と寝る。

  今日はやっとゆっくり寝られる日です。やったね。そんな日に限って、ぼんやりする睡魔が気持ち良くて。バタンキューすればいいのにずるずる起きてしまう。いいんだ、明日は何にもない。試験も何にもない♪　←鬼太郎ねあたしがだんだん壊れてきたよう。いいんだ、これ書いたら寝ていいんだよ！すごくない？すごいよ、眠れる！というのは、木曜からあたくし殆ど寝ていないのです。んー先延ばしにしてたレポートを徹夜で書き上げてる内に、新聞屋さんが来る時間まで資料の本に夢中になってたり。すっかり朝に成った頃に書き上げて、仮眠をとろうかと思ったのも束の間、家の外壁工事のために家が揺れる程の騒音。最初は悪い夢かと思ったけど、完璧に目が冴えて仮眠の仮眠も出来ずに終わり。しかもここは二回なのに窓の外に人影が！！と思ったら、しかもいつの間にか窓の外には足場。こわかったよー。これが来月の頭まで続くのね…。そしてその夜は部活がらみの雑用でまた眠れず。あ、けど３時間は寝たか；）朝鏡に向かって支度して、鏡から離れて遠目に自分の顔をみたら、あら、目の下に広がるのは、それって俗にいうクマ？みたいな。そして本日は（これは土曜を指す）、掛け持ちしている方のバンドの本番でした。が、寝起きに大家さんが防犯ベル取り付け工事に来まして。はい！１０時から渋谷のスタジオでリハーサル。はい！電車で本番のステージまで移動！はい！押しぎみのタイムテーブルのため、二時前から本番。はい！急いで帰り支度をしてホームのバンドの練習場所へ。はい！夜８時まで、迫り来るリサイタルの全通しリハーサル。はい！その後幹部で、本番までの日程の最終調整ミーティング。はい！そして本日の移動は全て、楽器を２つもってのもの。はい！はい！はい！そんなこんなで、今に至りました☆ぐぅ　と寝てやる。明日は工事お休みよね…？

  2003/11/22

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• 人生の初心者（アクセス数に思う）

  カウンタを見ると、そろそろ1000番台を迎えるみたいです。すこしだけ感慨深いような。細々と続けようとしたこのページも、1000回開かれてきたんだなあ、なんて。そのうちの数多くは、ホームページ初心者の私のつけた足跡かも知れないけど、例えば一度だけでなく足を運んでくれた人や、嬉しいメッセージを残してくれる人のおかげ。きっとこれって、ホームページだけの話じゃないね。自分でしょっちゅう手を加えたり気をもんだりしながらも、結局はかかわり合う人々のおかげで人生は進む。ホームページ初心者だけど、自分の人生だって初心者だよ。一回しかないし。この人生。たとえ輪廻転生があろうとも、今のこの私のここでの人生はこれ限り。だから何といえばそれまでな事柄いちいちに、安心させてくれる意味を見つけだそうとするのが人間で。かわいいよ。まだまだかわいい。まだいけるって。

  2003/11/21

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• それは当たり前じゃない

  最近まともな日記が書けてない。試験と部活であっぷあっぷ。まあ、そんな私自身を記録して行きます。当たり前だと思ってたことが、何かのきっかけで、全然当たり前じゃないって思うこと。当たり前だと信じてたことが、ちょっとしたことで、違うんだと分かること。新鮮だよね。がつんとくる。がつんときた。今日、ただいま最後のレポートを完成させました！江戸の性について。おもしろかったあ。吉原とか歌舞伎とかの成立過程とか社会的意義とか。花魁と女形はある意味「女」を超えた存在だし、当時日本人は抵抗無く同性愛をしてた。美しいなら少年も少女も同じって考え方。しかも、少年の美しさは成長によって失われる一過性のものだから、日本人は散って行く花を惜しむように、美少年をも愛したらしい。信憑性に付いては太鼓判は押せないけど、なるほど筋は通っている。そしてカトリック文化の流入が、日本人の既存の性への価値観を変容させた。キリスト教は思うように浸透しなかったけど、それ以外の西洋文化にじっとり染み込んでるからね。キリスト教的なprocess’f thinkin’は。だから、今の私たちが「日本人らしい」なんて思ってる思想や価値観や概念は、どこまで由緒正しい日本人のものか分からないのよ。そろそろ仮眠です☆お空が明るくなってきたわー。最近太陽と交代で寝てる…ほどでもないか。しかし夜明けを見届けて寝るリズムになりつつ。よろしくないわね。

  2003/11/20

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  アラカルト（或いは支離滅裂）

  頭を使い疲れた…今日は頭の中身に本体がついて行けません。死ぬまでに一度は言ってみたいセリフ。「運転手さん、前の車を追って！」キャラメルコーンの底にわずかに潜むピーナッツ。死ぬまでに一度は言ってみたいセリフ。「やっちまいな！」話し中を知らせる発信音は全国共通なのかな。芥川と太宰と横光はなんで同じ髪型なのかな。梶井の顔が好きだっていいじゃない。檸檬が顔に似合わないなんて言わないで。それこそ村上春樹の写真はびっくりしたし。作家の声って聴いてみたいかも。画家も。コルトレーンの生声だよね、至上の愛って。でもソルトピーナッツはパーカーの声じゃないんだ…。ロートレックが普通に成長していたら。ゴッホは耳を切ってからも音楽を聴いた？なんで猫が年中盛ってるの？死者の奢りみたいなバイト無いらしいよ。寝起きのボレロで分泌されたアドレナリンの浪費。気分はそろそろユアグロー。その不条理な世界に私も入り込んでしまいたい。ザムザになるぐらいならオイディプスを選び。しかし哀れなイオカステー。ドグラマグラより広い世界がいいな。でもどっちみち世界は三叉路に集約される。笑う月に追いかけられたくないな。鞄に行き先を左右されたくない。でもバッキーみたいな友達は欲しい。巻ごとに厚みを増して行くハリーポッター。あいみてののちの思ひにくらぶれば昔は物を思はざりけり。おーい、でてこーい。それは太陽のせいなんかじゃない。ただ、一切が過ぎて行っても。止まれ、Ｒ６２号。その病は死に至らない。私の中に息づくことがらひとかけら。

  2003/11/19

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• いい大人

  自分で自分に質問する時がある。子供に聞かれたらどう答えよう？なんて質問を想定して。子供も小さいこの友達もいないけど、子供って鋭いし容赦ないから、たまに「子供の質問」を作ってみる。ああこのあざとさを持つ私は立派に大人かしら。『シンプルな質問ってのに大人は弱いね』　　　　（山田詠美『トラッシュ』より）「いい大人ってなに？」こう聞かれたらどう答えるだろう。この場合のいい大人ってのは、例えば立派な大人、に置き変えてもいい。子供に聞かれたらどう答えるかなと考えて迷ったら、あたしが聞いたら母さんはどう答えるだろうと考える。「自分の名前を、いつでも胸を張っていえる人よ」なんとなく、そんな気がした。おやすみなさい。

  2003/11/18

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• 五感と心　→「金木犀」

  試験期間に突入です。レポートを書くのはけっこう好き。今、色と香りの観点から文学を見る、というテーマで、４つある課題のひとつに取りかかっています。日本人にとって、色と香りって、単純な存在じゃないよね。桜を見て、落ち葉を見て、昔の同じ季節に想いを馳せる。すれ違う人の香水に、はっと何かを思い出して振り返る。この香りの中で眠ったことがあると懐かしむ。叶わない願いでも、この景色をあの人にも見せたいと思う。去年の桜は、あの人と見たんだと思い返す。綺麗な色だ、いい匂いだ、それだけでは済まされない。五感から得た情報を、心が思い出に結び付けてしまう。ひとつの思い出が次の思い出を呼び起こす。思いでの連鎖反応が起こる。出来事は、五感の情報とともにインプットされるから。日本には季節があって、季節には色も香りもある。ひとりひとりに、かつて愛した香りがある。ひとりひとりに、忘れられない色がある。五感はとてもprivateなものなんだね。今日の空気の色や香りに、何かを思い出しますか？その道を、一緒に歩いたのは誰ですか？あなたの香りが、誰かに何かを思い出させているかも知れない。

  2003/11/17

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• 心の膿　　→『困る。』

  歯がゆいとか、まどろっこしいとか、そんな気持ちになりました。本日は、心の膿のフルコース。自分にも他人にも優しくない日々。後になって襲いかかって来るだろう、自己嫌悪の波にも一人覚悟をしながら。このところ、気が短いんだよ。少しのことで、いらいらして、むずむずして、腹が立ってもはっきり言えなかったりして。ごめんね。ためる前に少しずつ出していけば良かったね。協力ってさ、寄っかかり合いじゃないよ。あたしは大人じゃないんだよ。勝手に大人扱いしないでよお願いだから。お母さんとかそういうのじゃないし、同じ立場に立たせてよ。同じ目線に来てよ。何でもすいすいこなしてる訳じゃないんだよ。気楽だから笑顔でいる訳じゃないんだよ。見えないとこまで全部察せる訳ないじゃない。なにそれわけわかんない。あたしも自分で精いっぱいなんだよ。都合のいい時だけ素顔を見せないでよ。弱さ自慢なんてお願いだからしないで。同情なんてもう使い果たしたあたしが感じるのは、もう生理的な嫌悪感しかないから。弱さ見せることで自分の首を絞めないで。素面でそんな死ぬほど恥ずかしいことしないで。恥を知って。プライドを持って。現実を見て。打たれ強くなって。なれなくていいからなろうとして。どうにかして自分を客観的に見て。不器用なあたしは不器用なりに、でもどうにか器用なふりしてやってる。たとえ「ふり」はいいことじゃなくても、それであたしは自分と周りを動かしてる。目で訴えて全部分かるなんて思わないでよ。最後まではっきり言ってよ。「のに」とか「けど」とかそういうのやめてよ。いい人の振りして他人の批判しないでよ。不満は本人にぶつければいいじゃない。結局ただの愚痴でしょう。なんで自分の問題にまで他人事なスタンスをとるのよ。風任せにしてられないことぐらい分かってよ。そんな状況に口を出さずにいられない私なんだよ。あたしはうるさい？うるさい人が出てこなきゃどうしようもないくせに。どこかでうるさい人の登場を待ってたくせに。本音で話そうとしたらなんで引くのよ。そろそろ本気であり得ないよ。優しさを額面どおりに受け取らないでよ。優しさの意図に気付いても甘え続けるなんてずるいよ。あなたがそこまで馬鹿じゃないことぐらい知ってる。「やってらんない」とか、「すきにすれば」とか、あたしがそういう風に投げ出せない立場って分かってて丸投げしたりすがったりするのはやめてよ。頑張ってるふりしないでよ。考えてるだけで事が進むならそんな楽なことないよ。一回試しただけで結果分かるなら話は早いよ。でもそんなんじゃないでしょ。過去に言い訳してる暇はないよ。その時間は、既に無駄なことに費やされてしまった。ちゃんとしようよ。ちゃんと向き合おうよ。もっと「自分から」どうにかしようよ。このままだと共倒れになるって分からない？苦労は頭割りすればいいじゃない。一番辛いのは自分だなんて思わないで、自分が一番楽かもしれないと思ってやろうよ。動き出してよ。誰か手を貸してよ。Please don’t let me feel that I am alone.

  2003/11/16

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• 夢の記録　→「夢」

  このページって、千と千尋な匂いがするかも、ということ以外には今日は書きたいことを思い付かないので、今までに見た忘れられない夢をメモします。きっと安部公房の影響…。＜凄く小さい時＞家族か誰かと、数人で座ってご飯を食べている。熱くもなく寒くもなく、外は曇っていて薄暗い。でも昼間。その部屋は地上３階か４階に位置していて、ひとつだけある大きな窓からは、窓の下に広がる大きな人工の池が見える。水面は深緑に淀んでいて細かい波。向こう岸には天守閣かタワーが見え、そのてっぺんには真っ赤なネオン。簡単だけど頭にこびり付く模様の。＜小学生＞家に帰ってきた私は、泥棒が家に入っていくのを見る。顔は私の方に向けたまま、満面の笑みで彼は我が家に入る。ゴム人形のように、ぼよんぼよんと足を弾ませて。私はとても恐い。＜中学生＞友達とふたりで山に行く。なぜかタケノコ狩りにね。途中で、時代劇に出てきそうな茶屋でひと休み。そこのおばあさんが、店を出たあたしたちを、後ろから凄い勢いで追いかけて来る。捕まると殺されるから必死。＜一年前＞私は何かの病院に入っている。寝間着を着せられ、入院者全員で屋外レクリエーションへ。暗いトンネルの中、横数列、縦15列で整列。一番前には、監督官らしき男性と婦長さん。まわりおよび後ろにも人がいて見張っている。彼らは説明をしている。少し脅される。その後、気持ちのいい緑の丘の上でスケッチの時間。思い思いにクレヨンで絵を書いている。私に友達はいないが、すぐそばで男の人が絵を描いている。彼の絵が目に入る。風景を見つめていたのに、紙の上の絵は全く関係ないもの。気味悪さを感じた私が他の人たちの絵も覗くと、誰一人として風景を描いている人はいない。

  2003/11/15

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• 身の上話（このページのね）　→「砦」

  何を書こうか。このページのトップの文字を動くようにできたのは、（しかも大きさも色も違うんだよね）凄いニュースです。HTMLに関して、こんなことで一人騒げるのは、あたしの初心者ぶりのご紹介だと思って下さいな。あんまり大きなことはない一日でした。一日を朝からたどって記録することもできるけど、ここでは何だかそういう類のことはしたくないのです。具体的に目に見え情報を掴めることが、必ずしも全ての行為の目標とは言えないのです。ここは、そういう場所です。ちょっと無責任になりたくて、この場所を創ったあたしです。毎日の生活が、充実している反面、逃げ場がない。持って生まれた性格で、くそまじめ。そうはいっても自分に甘い。でも現実はどうしたって目に入るし、時は進むし。自分の重要性や、自分の責任は、むくむくと肥大化。だから、ここを創りました。ここは、そういう場所です。上に立つと、孤独になります。孤独ではあっても、自由は削がれます。自由は削がれても、元気でいなければなりません。たとえ空元気でも、笑顔でいなければなりません。忙しいはずが、色恋にちょっと疲れたりもして。そうこうしているうちに、あれ、あたしってどんな人だったっけと、恐ろしいくらいに思い出せなくなって。ゆっくり、したいようにしてみれば、そのうち、元のあたしも見つかるだろう。ここは、そんな場所です。そんな風に、こっそり思うがままに、羽を伸ばしたり、涙を流したりして下さい。ここを、好きなように使って下さい。ここで、好きなことを感じて下さい。そして気が向けば、また来て下さい。

  2003/11/14

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• 書き込み強化週間

  突然ですが、今日から、「書き込み強化週間」にしました。見つけてくれる人がいたらラッキー、というスタンスで細々と始めたこのページだけど、開かれた場所を創ったら、都合のいい話だけど、反応が欲しくなりました。なので、みなさんぜひお言葉を。「来たよ」の一言でも嬉しいものです、よね☆楽天の方も、楽天以外の方も、がしがしお願いします；）何度も足を運んで下さってる、bbtecの方って、一体どんな方なんでしょう。知ってる人かな、違うかなあ…

  2003/11/13

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• そうだ、頭撫でよう　→「母の言葉」

  「いいこいいこ」ってやってます？トリートメントしに美容院へ。「最近、美容院って髪を切るためだけのところじゃ　なくなってきてるみたいだよね」って美容師さん。「ちょっとほっとしにくるみたいな、ね」ってさ。それはあるな、と思った。今日は、無料でハンドマッサージのおまけ付きだったし。なんか、自分に少し優しくしたげよう、って気分で行った。トリートメントして、枝毛やっつけてもらって、頭自分でなでたらすごいいいかんじ。頭なでてもらうっていいよね。それでいいんだよって思う。よしよし、ってさ。いいこいいこ、ってさ。大人になってから、それをしてくれる人のありがたみ分かったよ。これから寝るまでの間だけでも、自分を甘やかしてみませんか？でも歯磨きとかはしようね☆なんてね。

  2003/11/12

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• 感動した話。再びエネルギーがらみ。

  今まで、音楽を聴いて泣いたことは二回しかない。唄に共感して泣いたことは数あるけれど、純粋に音そのものに泣かされたことは二回しかない。一度は、ブルーノートで聴いたロンカーター、曲はSOMEDAY MY PRINCE WILL COMEだった。単純なメロディ。落ち着いたテンポ。それなのになぜか、涙だけがするする出てきた。メッセージを持たないことで音は純化された。二度目は、ピアニスト赤城ケイの、曲の演奏ではなく、ウォーミングアップのハノン。ハノンも芸術なんだと初めて知って、体が熱くなって、声を出すのを我慢して泣いた。無機物にこもった、何より有機的な情念とでも言おうか。音や唄にメッセージをこめて、それを使って自分の想いを届けようとするのとは、また全く別の次元で起こる奇跡に立ち会った気がした。超絶な人によってのみ、音は本当の意味で解放されるのだと知った。音が、人を媒体としてこちらに向かって来るイメージ。人が、音を出したいから出すのではなく、音が、出たいから人を使って出て来るイメージ。音の声、音の姿が具現化されるイメージ。そういうのをエネルギーと呼べば良いのかな。花の力を引き出す華道家とか、言葉自体の感触を見せられる作家とか、色の持つ「色」をおびきだす画家とか、自分の知らなかった想いを歌いながら知る歌手とか。よくわかんないけどね。でも今になって思えば、私は二度もエネルギーの現場に居合わせられて、この上なくラッキー。人間より凄いものなんて、ざらだよ、ざら。

  2003/11/11

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• きっとそういうこと　→「朝日」

  いきなり寒い。吐く息が白い。これはあたしの体があったかいって、きっとそういうことなんだろう。辛い現状を、どうにか良いように解釈する。作り出した希望にすがってでも前に進みたい、きっとそういうことなんだろう。ずっと先のゴールは選べても、目先の明日は選べない。でもそれはどこかで未来に繋がっている、きっとそういうことなんだろう。もう会わないかもしれない人を思って、不思議と温かい涙が止まらない。あの人は私の中で思い出になった、きっとそういうことなんだろう。叶いそうな夢と途方もない夢の境界線を引こうとすると全てが実現不可能に見えて来る。夢はどれも可能性を秘めているのに今の私が後ろ向き、きっとそういうことなんだろう。あの人がそばにいてくれたら良いのにと思っても、実際いてくれたら何を話せば良いか分からない。あたしもまだかわいいとこあんじゃん、きっとそういうことなんだろう。明日を、完璧な朝ごはんで始めてみせる。

  2003/11/10

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• 寂しさの波

  寂しさの波が襲って来ることはないですか？ああ、今夜あたり来そうだなあ、なんて思って。夕飯の後くらいに、そいつがくる。胸の奥を鷲掴みにしてさらわれたような、空っぽな、でも嫌に重たく冷たい感覚。体の中心に神経を集中するように、うずくまっても、うめいても、それを治めることはできなくて。たまにやってくるこのさみしさは何だろう？誰を見ても、自分と同じ状況に見えたり、誰を見ても、自分より孤独ではなさそうに見えたり。もし前者なら、それをおくびにも出さない皆は私には驚異。もし後者なら、気付かない幸福さには羨望の目。私は考え過ぎなのか、それとも甘ちゃんなのか。今日は体が疲れてるからまだラッキーなのかな。眠ってしまおう。眠れれば。ああ、ほんとに何かに追われてる。自分自身に追われてるような気がして、窮屈な気がするよ。

  2003/11/09

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• 私の知らない「私」の話　→「あなたのそばにいませんか」

  自分で自分自身の全てを把握している訳ではないように、自分の知らない自分像が、他人によって形成されていることもある。そしてその「自分像」は、なぜか本人の管轄外というか、コントロールの範囲を超えている。知らないところに立っている自分の妙な噂。直接話をしていると飛び出す、「こんな○○な人だとは思ってなかった」の声。それは大概、知らないところで生まれ、育った、私の知らない「私」の姿。パラレルワールドが存在すると仮定するのなら、向こうも同じことを思ってる可能性だって無きにしもあらずではあるけど。たまに言いたくなるんだよ。あたしの知らないあたしをつかまえて、「おまえはだれだ」ってさ。

  2003/11/08

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• 「上手な人」と「凄い人」

  人ってだんだん薄味になるのかなあ？特徴はだんだん丸くなって行くのかなあ？ということを考えてました。前に会った時に、強烈なものを感じた人に対して、いつの間にかそんな強烈なものを感じなくなってる。自分が慣れてしまったのか。自分の好みが変わったのか。その人が変わって行ったのか。例えば何かを忘れたりして。分からないけど。文学とか音楽とか、晩年の方が受けてたり売れてたりする人は多い。でも荒削りでも稚拙でも多少乱暴でも、最初のエネルギーに勝るものはないと、それが私の考えかた。「上手」なのと「凄い」のとは違う。そういった人がいた。それに私は頷いた。だってそうだと思うから。「上手」な人が凄くないとは言わない。「凄い」人はみんな下手だなんて言わない。ただ、「上手なのに凄い」人とか、「凄いのに上手」とかいう人がなんだか少なくて、つまんないな、と思っただけ。なんのぼやきだこりゃあ。上手になることが、きれいにまとまってしまう結果になったり、賭けに出ることや全身で行うことを妨げるのなら、上手になんかならなくていいのに、と、思うんだ。あ、これは何日か前の、エネルギーの話の続きのようなものです。伝統工芸にも晩年のピカソの絵にも、一種の凄さは確実に存在するよね。まず凄味ありき。個性も在れば尚好し。要は、路線を決めて恐れずに突っ走るものに、人は知らず知らず惹かれて行くんだろうな。「とりあえず一生懸命やってます」、それだけじゃ、厳しいけど心は掴めないのかもしれないね。いや、むしろ逆か？きれいにまとまっているだけじゃあ心は掴めないのかな。どっちも真だ。種々の反省をこめて。

  2003/11/07

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• 誕生日に「ありがとう」

  というメールを、何人かの人たちに送った。誕生日は、本人が感謝する日なのかもしれない。そして、いろいろな人たちとの恵まれた出会いを思い返し、懐かしいと思った。懐かしいと思うことは、前に進んでいると言うことなんだ、そうなんだね。もう自分はあの頃にはいないということを、静かに受け入れたということなんだね。懐かしいことがたくさん。

  2003/11/06

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• 爪きっちゃった

  最近爪がひび割れることが多くって、長めにしてたのをすっきり切りそろえてみた。赤ちゃんみたいな手。良く言われるけど、ほんとにそうだあ。白雪姫の魔女みたいな手もかっこいいよなあ。あたし誕生日だよ。あした！知らない間にどんどん「大人」になってくのね。だからかな、親に電話するのが楽しい。彼らにとっては、あたしはずっと「子供」だから。甘える訳じゃないけど、そういうのって安心する。安心する。爪にはオイルでも塗っておこう。まあ、赤ちゃんみたいな手も悪くないっかね。

  2003/11/05

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• 喜怒哀楽

  おなかが痛くなるくらい、笑ったり泣いたりするのは体にいいのかもね。そのくらい笑わせてくれたり泣かせてくれたりする、そんな人たちこそが大切なんだろうね。

  2003/11/04

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• 「絶対」

  「絶対」という言葉を、どうも受け付けない私の体。いわゆるマニアとか、おたくとか、なにかの宗教の熱心な信者というわけではないけど、なんとなく、分かる気がする。何かを信じたい。心を散らさないことで、心の平穏が手に入るのなら。そろそろ、何かを信じたい。変わらないもの、絶対なもの、永遠なもの、確かなもの。そんなものないだろうと思ってしまう私ではあれど、たとえ勘違いでも、そうと気付かぬままに、自分の中に揺れない軸を持てたら。ぶつかることも多いだろうけど、迷うことはないだろう。そうか、あたしは迷いたくないんだな。Tell me what makes me feel unsecure.

  2003/11/03

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• クイズ付き。我に返る話、エネルギーの話　

  この連休に学祭があったりしたみなさん、ほんとにおつかれさま。終わったと思ったら肩が張ってて。膝から下が存在を主張するかのように重く。疲れてるんだな、今日は。あくびしたら首が痛かった。何かがぴきっと音をたてた。吐いた息が白い。もうそんな時期になっていた。もうそんな時間になっていた。わお。最近やたらめったら忙しいからか、それともなんか頭が落ち着かないせいか、我に返る、という瞬間がある。あれ、今までやってたことって無意識？みたいな。だからといって取り組んでたobjectの出来に、問題がある訳でもない。この状態は何なんだろう。我に返った時に疲れを感じることが多いから、きっと無意識のうちに「疲れてないぞ」モードにでも入ってるんだろう。ちょっと恐いことに、このごろ我に返った瞬間を感じるまでのスパンが長い。我に返ってない時間が長くなってるのかな。結果、我に返った瞬間にくる疲れが肥大化。そして、話は変わって思うこと。絵や音楽やスポーツを見るなり聞くなりして、「すごい」と人は言う。あれは何がすごいと言いたいんだろう。考えた。きっと、技術や完成度がどうのではなく、そこから発せられているエネルギーについて、彼なり彼女なりは「すごい」と口にするのだろう。となると、赤い、が色に関する形容詞と規定されるなら、すごい、はエネルギーに関する形容詞なのか。「ごめん、今日は部屋がすごく散らかってて…」∴そこから何かしらのエネルギーが発散させられて来る程、　そのぐらいの勢いで散らかっている部屋。　（ちょっとむりくりな気がする。）「ゴッホの絵ってすごいよね」∴見るものを圧倒するようなエネルギーを発している絵。　（これはいける！）「鉄人の料理はすごくおいしい」∴味覚に訴えかけるエネルギーを持った料理。　また、作り手のエネルギーにあふれた姿が想像できる、　そんな料理。　（これもいける）さて、これはどうかしらん。「それ寝癖？おまえ今日すごい頭してるぞ」∴さらに、エキスパート向け。「すごいびっくりした！！」∴さあ、みんなで考えよう！今、我に返りました。つかれてるのにこんなことしてる。あら、腕が上がらない。おやすみなさい。

  2003/11/02

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• 今日で最後　これが最後

  今日はうちの学園祭。ライブをして、他の大学から来てくれたバンドもあって。一年生の時に知り合った同い年の人たちも、二年経った今は当たり前ながら三年生。あたしは四年生までバンド活動続けるけど、その学校のバンドは三年引退制。実は、公式にみんなで顔を合わせるのは、これが最後だったんだと、帰ってから気付いた。時間が経つのは早いね。後からふり帰ってみると。過ぎていった時間ほど早く感じるものはない。もうみんなで会うことはまずない。ここから、今まで築いた関係が続くかどうか。それを努力次第ととらえるか、それとも縁と割り切るか。縁や運や流れと呼んでほったらかしにするには、すこしもったいない。いや、とっても。友達でいよう。ううん、友達になろう。少しずつ、ね。これから、ね。私から、ね。

  2003/11/01

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• 明日はね

  明日は朝からリハーサル、そしてライブです。この学園祭が終わったらもう11月。21回目の秋がくるのかあ。ここに住みはじめて３年、毎年秋の景色はたいして変わらないのに、その景色に感じることは年々変わって来ると感じる。道を埋めていく落ち葉と、徐々に、それでも確実に色付いていく並木道。初めの秋は、きれいきれいとはしゃいでいた。次の秋は、少し味わっていたりした。今は、この秋もやがて過ぎてゆくこと、でもまた次の秋はいずれくること、なのにこの秋は一度しかないと知っている。だから、この秋を大切にしようと思う。たとえ10年経って、鮮やかに思い出すことはなくても、やがてこの秋を思い出した心が温かくなるように。そう、昨日は酔っぱらってた。酔うと笑い出す人とか、しつこくなる人とか、色々いるけど、あたしは口が軽くなる。それがね、人のことじゃなくて、自分のことについてほんとに口が軽くなる。またやってしまった、って次の日は、ほんとに恥ずかしい…。おんなじ「口が軽い」でも、自分のことならいいじゃん、そうも思うけど、どうなんだろうね。

  2003/10/31

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• ぱらいよつ

  酔っぱらってしまいました。リハーサルの後、飲みに行って（しかもとっても久しぶり）酔っぱらってしまいました。音楽の話。まじめな話。自分は今どうなのか、これからバンドをどうしたいのか、他の人から見てあたしは今どんな状態なのか。あたしはオールマイティ型だから、ちょっと壊れてももう少しどれかを極めるようにすれば、もしくは自分を前面に音楽に出してみれば、自分の色も分かるんじゃない？ってさ。ほんとにごもっともだよ、ありがとう友達。下らない話。青函トンネルには、海を見る窓があると思ってた。そうか、ないのかあ…。明日は、明後日からの本番の直前準備。リハも最終段階。よし。寝る前にもう一仕事だ☆

  2003/10/30

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• Anyway

  Though things have taken the turn for the worse，I believe that tragedies are the real mothers of the arts;)最近、涙もろくなった；）自分でもびっくり。本とか音楽とか、ドキュメンタリー。おじいちゃんおばあちゃんとか、子供たちとか、もうアウト。辛そうな顔より、笑顔を見るとたまらない。何でもないドラマにもいつのまにか涙してるし。勝手に感情移入して勝手に感動してしまう。まあ、ね。感情移入しているようで自分に重ねてたり、ね。まあ、ね。涙を流せばすっきりすると体が覚えてしまってたり、ね。まあ、ね。まあ、ね。話は変わって、ちょっと気付いたこと。へこんでたり行き詰まったりした時の文章には、圧倒的に「あたし」って言葉多いなあ。「Ｉ」だらけだ。昨日の日記の話だけど。ちょっとうざい。気を付けよう。日常生活でも、あたしはあたしはって言ってうざくなんないようにしよう。うんうん。そしてもうそろそろ２００３年の１０月が終わるね。月末にはいつもその年の始まりを思う。あれから、これだけの、時間が経って、あのとき、あそこにいたあたしは今ここにいて。その時いた人は今どこでどうしているんだろう。なんて、ね。まあ、ね。まあ、ね。

  2003/10/29

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• 気分はカポーティ

  最近ね、勝手にいっぱいいっぱいになっている自分がいます。何か嫌だね。こんなとこでぐちってもあれだけどね。要は、変わっていくあたしも受け入れてよ、ってこと。自分の可能性、とか、自分のcapacity、とか、そういうのって何なんだろう？例えば無理してでも何かを成し遂げたら、「やったこと」「できること」の幅は広がってく。それが自信に繋がるのかなあ。ああもう無理、なんて投げ出そうとすると、それは自分で自分の可能性を潰してるんだよ、って友人が言った。そうかもしれない。だけどそうじゃないかもしれない。可能性の話だけじゃなくて、「私」というものは他者あってこその存在なのか、それとも「私」は「私」として独立した存在なのか。もしかして、私も、他人の存在をdefineする要因になっているのかなあ。それってちょっと恐いかもね。とくにそれが無意識に行われているとしたら。何が求められているんだろう、あたしに。何ができれば認めてもらえるのかなあ。認めてもらうために生きてる訳じゃない？それはきれいごとかしら。いつの間にか、関わる人たちにとってあたしが気付かぬうちに重要な存在になってる。そのことが息苦しい。思うままにふるまうあたしを愛してくれてたはずなのに、いつのまにか、ほんといつのまにか、その人たちの持つ「あたし」像にそって動いてるあたし。あたしの中の何パーセントがあたしなのかな。話は戻って、あたしにとって何かが可能か不可能かを決めるのがあたし自身じゃなくて、他人な気がするこのごろ。あたしはあたしのために存在してるんじゃないのかなあ、それとも社会の一部として生きてるだけ？考えても埒が飽く訳じゃないけど、そんなこんなですっきりしないよ。きっと、もっと自分の毎日に積極的に動けば、時間も自分もあたし自身のものだっていう、そういう実感が持てるのかもね。今、これ以上、何をすればいいのか分からないけど。「もっと」って、なんのこと？これがきっと今日一番の弱音だね。ん。寝ようか。お休みなさい☆

  2003/10/28

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• うれしいね

  初めて書き込みがあった☆今日はライブをしてきました。久々のステージはお客さんとの距離が物凄く近くて、けっこうどきどきした。でも、やっぱり自分達の音でも、何かしら楽しんでくれている人を見るのは嬉しい。あたしにも、何かできるんだ、みたいなね。その後で、知り合いの人と飲んで、音楽の話、下らない話。こういう時間、好きだなあと思う。うん。きっとこういう時間を思い出して、何年か経ったら今よりもっと、ありがたみが分かるんだろう。おやすみなさい。

  2003/10/27

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• 行ってきます

  ライブをしにいってきます。今年も学園祭まわりの時期。今年は初めてのバンドにも参加するのでなんだか大変。気分がね。集中力があっちゃこっちゃ行ってしまって、結局どれも中途半端、、なんてことにはしたくない。あたしのベストはどこなんだろう。どこまでやれるんだろう。気を抜いたらどこまで落ちるんだろう。最近考えてしまう。あれ？忙しいはずなのに。今日は自分もライブだけど、行きたいライブもあって。でも時間かぶってて場所が遠いから無理。すごく残念。耳を澄まそうか。

  2003/10/26

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• ふう

  書き溜まっていたものに風を当てたくてこんな場所を創ってみました。っていうか大仕事だったよ、あたしには。最近寒いでしょう？だから何となく聞いて欲しかったのかもね。夜に目が覚めて、あ、ひとりなんだ、と思う時。人肌のあったかさは何ものにも換えがたい！うん。

  2003/10/25

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