yahooショッピング無料化の真意
yahoo ショッピング無料化ってどうなんですか?ヤフーは最初だけ無料にして後から有料化するんじゃないですか? ▲と聞かれることが多いです。日本一の策士である、孫正義さんがそのような、短絡的&短期的な戦略をたてるわけがない って思います。以下が、yahooショッピングの新規出店店舗数です。 2010年:17,352店2011年:20,290店2012年:20,431店単純に単年度で考えると、出店料金約48億5千万の収入部分を0円にしてしまう・・・というのが、 yahoo出店無料にした場合の損失です。じゃあ、全体を見た場合どうでしょう?コンシューマー事業というのが、ヤフオクやヤフ-ショップのeコマース事業にあたります。コンシューマー事業の中でも、無料になるのは、ショップの出店費用のみ。最大でも、48億5千万円。売上1968億円の約2%です。売上の2%以上の別の効果がある場合、ヤフーショッピングを無料にするメリットが、この会社にはあるわけです。 IR情報より、ショッピング関連は、753億円とあります。売上マージンを含みますので、やはり新規出店費用だけ考えると、2%~6%ですね。もう一つの注目点が、増加率です。マーケティングソリューション事業部は、コンシューマー事業の約3倍の増加率です。何をやっている部署かというと、「広告」です。 広告の市場の方が圧倒的に伸びているのです。 では、この施策を行った結果どうなっているのでしょう? 5万5千件! の出店増加。 さて、無料になったのは、出店料 です。 画像容量やFTPを使えるような機能・・・・ヤフートリプル を使わないと、楽天での高売上ショップのような、綺麗なデザインは作れません。ヤフートリプル プラン / 料金 容量:300MB 月額 3,000円 容量:10GB 月額 5,000円仮に、半分の22,500件が、このトリプルプランに入った場合の収入は 8億1000万円。(すべて月額3000円の方で計算)一挙に、55000件も増えたわけです。SEOなんて早々効きません。広告をきちんと出稿しないと、大量の商品に埋もれてしまいます。 55,000件が、広告出稿を、月額3万円行った場合の収入は・・・・ 198億円 2%の売上減少というリスクを追ったおかげで、11%の売上増加につながる という試算ができるわけです。 ※あくまでも、ざっとした試算ですが・・・ さて、市場の状況は、一番上の図にある通り、ショップの売上高よりも、広告の売上高の伸び率が約3倍。ショッピングの出店料無料! というインパクト 55000件の広告主様増加 孫正義さんが、どういう「読み」で、この策を講じたのかわかりましたよね? これが何を意味するのか? このような状況から、 私達、ショップ運営者はどういうふうな策を講じていくのが良いのか? 1月16日のセミナーでお話できればと思います。セミナー申し込みはこちら→ http://www.ay-web.net/seminar-2014-1.htmlFBの方はこちら→ https://www.facebook.com/events/242672722566596/お問い合わせ*加藤迄 info@ay-web.net