今日は久しぶりに絵本ネタを。
第1王子が学校から帰ってくると、朝読みとはまた別の、読み聞かせボランティアグループからのプリントを見せてくれました。
長男はこの読み聞かせの会を毎月とても楽しみにしていて、毎回もらえる季節に合わせた手づくりの栞をコレクションしています。夏休みも1回開かれるんだとか。私もメンバーのお友達に誘われましたが、ちょっと気後れ。マイペースで出来る朝読みで止めておこうかな、なんて。
今日いただいてきたプリントの隅に、「おっ?」と思う記述が。福音館書店の月刊「かがくのとも」の5月号はわが街の「調布飛行場」のお話だったんだとか。近所の本屋さんにまだ置いてあるというので早速買いに出かけちゃいました。
『ちいさなひこうきの たび』表紙からして、慣れ親しんでる多摩川&よみうりランドが描いてあるじゃない!?お友達の住む大きいマンションも、味の素スタジアムも!真ん中にはお正月に乗った小型飛行機がビューンって飛んでる絵です。中の絵も航空写真を基にしてるっぽいので調布の方はわが家を探せるかも知れませんよ~(笑)
お話は飛行場を飛び立つときから島に着くまでの業務などを追っているだけなんですけど、これは地元びいきということでコレクション入りです☆
もうひとつ。今夜は おチビが早々に寝てしまったので、寝る前の本読みはお兄ちゃん用を。図書館の新刊の棚に置かれていたものです。谷川俊太郎さんが好きだというのは以前書いたと思いますが、この『ふたり・おなじ星のうえで』も谷川さんが書いているというので手に取った本です。谷川さんの言葉って、ほわんと温かみを感じます。
この本は南インドに住む9歳(であろう)ラマデビという女の子と、日本の9歳の春佳という女の子の生活が見開きの左右で比較されています。ラマデビは写真で、春佳はイラストで描かれています。お母さんの仕事、家の造り、学校のこと、食事のこと。谷川さんの言葉は、貧しいから可哀想とも贅沢な暮らしだからダメとも言っていないけれど、ラマデビのまなざしを見ながら読むと、胸がギューンとなります。春佳はラマデビを知りませんが、春佳のお父さんが洋服を作る仕事をしていて、インドで綿花栽培の仕事をしている子供たちがいるのだということに思いを巡らすのです。
後半は「綿花からシャツができるまで」。ラマデビたちの労働や、カースト制のことまで、長男には少し難しい言葉も出てきたので説明を加えながら読みました。読み終えるとパジャマ代わりのTシャツの品質表示タグを探す長男。自分では見えないところに付いていたので私が読みました。「マレーシアで作られたんだって。綿で出来てるよ。」ホッとしたような申し訳ないような、複雑な表情をしてました。
綿花はたくさんの人の手をわたり、長い旅をして私たちの洋服になる。その最初の綿花を育てているのは長男と年の変わらない子供たちです。世界にはこういう子供たちもいるということを知って欲しいから読んだけれど、自分の生活も振り返ってみてしまいました。プラネタリウムで気の遠くなるほど遥か彼方に想いを馳せたけれど、それと比べたらあまりにも近くに、そんな現実があるんですよね。
あらためよう...。
今日はおチビを「おうちでとこやさん」しました。節約・節約・・・って、そんなオチか