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カテゴリ:cinema
過日に、「MIRACLE デビクロくんの恋と魔法」を観て来ました。
何故観たかといえば、小市慢太郎さんがご出演されているから。 それだけの理由で観に行ったのですが(笑)、師走の夜にばたばたと映画館に駆け込んだ甲斐はありました。 本当に胸キュンものの、かわいらしい映画という予備知識があったので、少々気恥ずかしくはあったのですが。 榮倉奈々さんがとても魅力的でした。 幼い頃からずっと一途に好きな人を思い続ける心の強さと清さ。 大好きな人の恋を、歯を食いしばるかのように応援するときの、あの凛とした感じはきれいでした。 どの表情にも、好きでい続けることへの覚悟のようなものがあって、すてきでした。 慢太郎さんが出ていなかったら、まず観ることはなかったこの映画。 やはり観てよかった。 しみじみ、そう思っております。 全シーンに流れていた、純度100%の思い。 このピュアな感じというものには、機会あらば触れるべしなのです。 涙のツボがぐいぐいと押されたとき、日頃の心の垢が落ちているのを感じましたので。 きっと、このような映画は踏み絵なのだと思うのです。 多少でも感情移入が出来れば、まだそれほど汚れていない。 けっ、と白けてしまったならば、かなり汚れが進んでいる。 なんて(^・^)。 そして、一途というのは実によいものだと再確認もしました。 途方に暮れたり素直になれなかったりしながらも、好きな人のことを思う人の姿は、いつの時代も同じこと。 ひたすらに、自分にとっての最重要人物と向かい合うことは、何よりも贅沢な人間関係だと思います。 なので、つらかろうが、切なかろうが、それまでもギフトだと受けとめられたら、どんな恋愛であったとしても、ものすごい輝きを放つのではないか。 そもそも、そこまで思える人に出会えること自体が大変な幸運なのですから。 何といいますか、大人になりますと、成就するばかりが恋ではないと思えるのです。 恋の妙味というのは、やはりその人のことを想うそのときにあるのではないでしょうか。 たまらなく胸が熱くなったり、その人と接しただけで天にも昇る気持ちになったり。 そして、その人を好きでいることを誇りに思い、その人にふさわしい人物になろうと、あれやこれや、自分磨きなど楽しんでいるときなど。 案外、その人と一緒に過ごさなくても味わえることのほうが多いのです。 何も、一緒にお食事などしなくても。 お酒など飲みにいかなくても。 海までドライブしなくても。 たとえ時間が共有出来なくて、関係性を深められなかったとしても、だからと言ってその恋の価値が下がるわけではないのです! 映画が終わった後、澄み切った師走の空の下で思いました。 要はその人の存在にただただ感謝することがすべてなのです。 ならば片想い、上等ではないかと(^・^)。 ああそれにしても、慢太郎さん、すてきでした。 あの方が登場すると、そのシーンにものすごい重要な意味が生まれて来るのです。 最高最上のお歳暮的ギフトに感謝が尽きません。 多忙な日々に、心が枯渇してしまっている。 恋する気持ちを、疑似体験してリフレッシュしたい! そんな大人の女性に、おすすめの作品です。 xxx お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2014年12月13日 08時29分16秒
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