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テーマ:詞を書こう!!(363)
カテゴリ:「ゆうとの」の詞
1. いつも街角の 暗い舗道に しゃがみ込んでは 冷たい夜を見てた 人も車も絶え果てて しじまが降りそそぎ 煙草の吸い殻が幾つも残る 家を出てさまよい 闇の中だけを生きた 素顔はもう 覚えていない さんざめく星影 肩に浴びて 温もりのない 塒へ帰る 2. 凍える街角を 手のひらにも余る 小さな愛を抱いて 駆け抜けて来た 光に溢れた世界に 初めて触れた時 眩し過ぎたのさ 愛を落としてしまった 涙だと思ったのは 暑い真昼の汗だった 裏切りには 慣れていたはず 行く先を隠した バスは今も あの娘を乗せて 走り続ける 3. 残すものなど何も ありはしない どうせ若いうちに 死んでやるさ 憎しみだけを舞い上げる 夜は陽炎か 仲間の口笛だけが 遠く響く それでも若しかすれば 這い上がれるかも知れないと 思っただけで 叩き落とされた 俺達の夢は 欠片もないが あと少しだけ 生きてみよう 【1980】 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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