|
テーマ:詞を書こう!!(363)
カテゴリ:「ゆうとの」の詞
1. たとえばこの指の先が あなたに届いたとしても もう何も変わりはしないと 淋しい声でつぶやいた 君と暮らした一年は 早咲き春の花の様 季節外れの寒さには 耐えきれずに枯れて行く 夢だと云えば嘘になる 君さえいれば良いんだと 云った言葉は舞って水の上 揺れて流れて光った 去年の冬は愛の唄 かじかみきった手で ギター鳴らし唄いながら 酔い潰れて夢の中 2. 色白の顔に小首を かしげて話す君の癖 痩せた肩を抱きしめても 目もとに憂いが残る 裏町にあるアパートの 狭い部屋で二人きり 日々の暮らしは辛過ぎて やつれる君がせつなくて いつまでこうしているの? あなたはその気じゃないのね いつも君ばかりが哀しんで 涙はあせてうつろう 手鏡の中僕を見て すまし顔で黙ってる 無理に笑えばわびしさが あふれそうで俯いた 3. もう…消えて行く 息を切らせて来た日々も 一つ一つ曇って窓の外 いつか秋空は深く 今年の冬は君一人 寒い夜も僕一人 桜三軒裏通り 巡り巡ってもとの道 【1980】 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[「ゆうとの」の詞] カテゴリの最新記事
|