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カテゴリ:小説「愛を抱いて」
小説のアップが完了して、これで「悠久の唄」で予定されていたものは、全て終了しました。。 でも、ここ「楽天広場」は居心地が良いので、まだ居つこうと思います。。 この小説を読んでいただいて、必ず言われることは、「すごくリアルですね。。」です。。 そう言われるような小説を書こうとしたわけなので、この点においては、狙いはうまくいった、ということでしょう。。 書く以上は、既存の作家の作品に引けをとらないものを書きたい、というのが人情で、かといって初めて小説を書くのに、それは無理というものであり、そこで考えたのが「リアリズム」という作戦です。。 そもそも優れた文章を書くような人種は、明るいミーハーな学生生活を送っているわけはなく、彼らは取材によってリアルな情景を描きます。。 しかし、所詮は偽者で、本物が書けることは大きな武器かなと・・・。。 同時に、よく聞かれるのが、「これって、実在の人物で、実際にあったことなんですか。。」「あなたの経験した、あなたの日記ですか。。」ということです。。 こんな質問についての答えは、やはり答えないのが普通かな、と思います。。 秘密にしておくのが、作品にとっても良いことでしょう。。 ただ、私の小説は、本格社会派小説というようなものではなく、物語なので、「本当のことか、どうか」というのは、意味のないことだと思います。。 そうは言っても、せっかく読んでいただいた方のために、今日は種明かしをしましょう。。 じつは、私の小説の隠れた凄いところは、小説に出て来る背景、日時、天候の様子などが、現実と一致している、という点なのです。。 なぜ、そんな芸当ができたのか。。 この小説は、1985年に母の看病をしていた時、暇だったので、友人に手紙を毎日書いてたのですが、ただの手紙じゃ面白くないので、小説を書いて送っていた、というふうにして書かれたものです。。 その友人が、あんまり面白がるので、どんどん続いてしまいました。。 私は、自分の使った手帳をとっておくタイプなのですが、この小説は、1981年の手帳をめくりながら、書いたのです。。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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