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悠久の唄 ~うたの聴けるブログ~

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2006年01月31日
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15の頃って、どうして、こうも、今、僕らの心を打つのでしょうか。。

それは、その頃はまだ、恋愛に未熟で、異性への愛の表現方法をよく知らないために、

多くの経験を積んで、豊かな人間性を得た、今、当時を振り返ると、

自分の行動の歯がゆさや、ああすれば良かったという後悔が、

僕らの胸を、締めつけるからでしょう。。


僕は、高校以降、これまでの自分の恋愛において、後悔しているということは、ありません。。

もう一度やり直したとしても、やはり、その人とは同じ結果になると思えるのです。。

しかし、初恋の、あの恋愛だけは、・・・恋愛と呼ぶには、あまりに未熟でしたが、違う結末にしたかったと、強く思うのです。。


今にして考えれば、よく彼女は、僕との交際をOKしたものだと言えます。。

彼女は、1つ下の学年でしたが、かねてから、(美貌のせいで)その存在は、僕の学年にまで充分知れ渡っていました。。

また、彼女は、誰とも付き合わない、ことでも、有名でした。。

野球部の後輩たちは、「あれは、堅物だ。。」とか、「きっと男に興味がないんだ。。」とかと、まるで難攻不落の要塞のように、彼女のことを言っておりました。。

そんな後輩の話を聞いて、それなら攻略してやろうじゃないか、という功名心から、僕は彼女に交際を申し込んだのです。。

(このことは、後に、彼女と付き合った間、ずっと僕の心に影を落としました。。)

僕は彼女のことを、「見たことがある」程度で、何も知りませんでした。。

彼女においては、僕のことを、何も知らないどころか、見たこともなかったのでは、と思います。。

そんなわけで、僕の告白の成功は、学校中の一大事件でした。。

特に、後輩の男子たちの、驚愕と落胆と嘆きの混じった雄叫びは、僕に少し、後ろめたさを感じさせました。。


なぜ、彼女は、僕との交際を、OKしたのか・・?

じつのところ、なぜだか、わかりません。。

僕のことですから、彼女に聞いてると思うんですが・・、日記帳が出て来れば、何かわかるかもしれません。。

今回、「心の旅」をして、ずいぶん当時のことを思い出したんですけど・・、

ブログに書いたように、僕は友だち(僕の野球部の友Gと、彼女の友Yさん)の、大いなる支援のおかげで、彼女と付き合うことができたわけです。。

彼らはきっと、僕のことを、よっぽど美化して、彼女に吹聴してくれたんでしょうね。。

もっと感謝しなければ、いけませんでした。。

ただ、彼女は、そんな事で、だまされて男に惚れるような女の子とは、とても思えないのですが・・。。


僕は、告白したときに、初めて彼女と口を聞いたのであり、顔もそんなに、よく知ってるわけではありませんでした。。

それだけに、いざ告白という場面で、間近に彼女を見た、僕の驚きは、尋常ではありませんでした。。

(!!・・何だよ、こんなに可愛かったのか・・。。)

一瞬、僕は、自分の軽率さを後悔するような、告白を後悔するような、不思議な気持ちに襲われました。。


僕らの中学は、新設の学校で、鉄筋2階の真新しい校舎でした。。

告白の場所は、西側の階段を上りきった、屋上へ出る前の踊場でした。。

お膳立てをしてくれたGは、彼女はそこで待っていると、僕に言いました。。

Gに背中を押されるようにして、僕は階段を上って行きました。。

最上階の踊場に、彼女は1人で立っていました。。





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Last updated  2006年01月31日 22時27分45秒
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