悠久の唄 ～うたの聴けるブログ～

「バレンタイン・デー」と言えば、昨今、夫婦や親子、果ては同性の友だち同士で渡し合ったり、というのを見て、

「バレンタイン・デー」を、今一度、正しい姿に戻さなければ、と思う今日この頃です。。

食品産業の方には、申し訳ない話ですが・・。。


じつは、僕らは「バレンタイン・デー」を世に定着させた世代です。。

日本において、「バレンタイン・デー」が始まったのは、僕らが中学の時でした。。

思春期に入った僕らは、即、その風習を取り入れ、大流行しました。。

翌年には当然、学校で禁止されましたが、禁止によって、余計盛り上がりました。。


学生時代、冬というのは、恋愛に向いている季節で、そもそも、クリスマス頃に、彼女から手編みのマフラー（豪華版はセーター）をもらう、というのが流行ってました。。（男子のステイタスでした。。）

バレンタインは、その後に来る、２番目の行事で、今にして思えば、女の子も大変だったでしょうね。。


さて、それでは、正しい「バレンタイン・デー」というのを、解説しますね。。ｗｗ

まず、「バレンタイン・デー」というのは、学生が、学校でやるものです。。（当然、独身者のみの行事です。。）

社会人が、あるいは、職場で、やるものでは、ありません。。（ですから、義理チョコなんてのは、そもそも有り得ません。。）

もし、やるとすれば、学生時代を懐かしんで、ということです。。

社会人にもなって、バレンタインまで待つ、悠長な女性はいないでしょう。。（好きになったら、即、モーションかけますよね。。）


そうです、「バレンタイン・デー」とは、中学、高校の女の子が、１年に一度、勇気を出して、片想いの彼に告白しよう、という日なのです。。（みんなですれば、怖くない。。）

特に、３年生にとっては、卒業を控えて、最後のチャンスとなる、意義深い行事です。。

人は、行動したことより、行動しなかったことを、より深く後悔します。。

教育的にも、よく考えられた素晴らしい行事だと思います。。ｗｗ

学校が禁止したりするのは、より盛り上げるためでしょうね。。ｗｗ


と、いうわけで、既に恋人になっている場合、バレンタインは、意義がありません。。

もらって当然ですし、女の子にして見れば、苦痛なだけの人もいるでしょうね。。

「義理チョコ」の元祖かも知れませんね。。


バレンタインは、まだ成就していない、意中の彼に、愛の告白をする、学園の儀式です。。

チョコレートは、そのサイン（符丁）です。。

告白する勇気がないから、さりげなくチョコを渡したのであって、本当は、手紙なんか添えては、興冷めかも知れませんね。。



われわれ男子にとっても、バレンタインは大変でした。。

朝、学校へ行く前から、緊張してましたよね。。

家を出た途端、見知らぬ女の子が、走り寄って来るかも知れないのです。。

もらったチョコの数は、明らかに、自分の女性の人気度を示します。。（残酷です。。）

僕は、ファッション・バッグ一杯ぐらい貰ってましたが、一番多いわけでは全然ありませんでした。。

凄い奴が何人もいましたよ。。


自分が好意を寄せてる女の子から貰えたら、こんなラッキーなことは、ないですよね。。

でも、その女の子は、くれそうで、中々くれなくて、他の女子から何個貰っても、イライラしながら一日中すごす、なんて光景が見られました。。

家路の途中、一番最後に、本命の女の子から貰えたりとか。。

敵も考えてますよね。。　さすがに、感動しますよ。。


もちろん、当時、「ホワイト・デー」なんてものは、ありませんでした。。（何ですかね？　あれは・・。。）

本命の娘からチョコ貰えたら、即、デートの申し込みですよ。。　ねぇ。。



もし、今、資格のない人間の参加や、くだらない追加行事によって、一生に数回しかない大事な日を今日、迎えている中学・高校生諸君が、迷惑を受けているとすれば、とても居たたまれないと思い、筆を取りました。。

少子化が問題になっている今日でもあります。。

今日、十代の女の子諸君の、熱い想いが、無事届けられましたことを、心から願ってます。。


Happy Valentine day！

Good luck！


※僕からの曲のプレゼントです → 「バレンタインのテーマ」