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カテゴリ:子供の教育
■算数(配点100点、時間50分) <出題> 1.計算・比・角度・立体図形・平面図形 2.きまりを見つけて解く問題・場合の数 3.和と差に関する問題 4.速さとグラフ <2007年度 出題傾向> 検査時間がこれまでの40分から10分増え、50分となりました。 この影響で設問数が増え、今年度は19問となりました。 また、記述の解答を課し受験生を動揺させました。 大問1の問4の「空間図形」、大問4の問3の「速さとグラフ」の難問や、大問3の「和と差に関する問題」の題意がつかめなかった生徒が多く、充分な検査時間の割に得点しにくかったようです。 6割が最低ラインになったと予想されます。 本校の特徴としてグラフの問題が毎年出題されますが、今年は「速さ」で出題されました。 グラフを書かせ、そこから考えさせるものでした。 <来年度に向けて> 国立の学校であるため学習指導要領内からでありますが、問題文の読解力・図形の認知力・幅広い思考力を必要とする問題が出題されます。 「場合の数」も「整理する問題」としてしばしば登場します。 広大附属中学校の過去問だけでなく、全国の国立中学校の入試問題を研究しておくと良いでしょう。 広大附属中学校の特徴として、グラフの問題が必ず出題されるため、「速さとグラフ」や「水量とグラフ」の問題を中心に徹底的に練習しておかなければなりません。 ■社会(配点60点、時間:理科と合わせて50分) <出題> 1.地理(地図の約束と地形図の読み取り) 2.地理(日本の国土、沖縄県の特色) 3.歴史(政治・生活史) 4.歴史(市川房枝と女性解放運動) 5.公民(現代の情勢) 6.公民(日本国憲法) <2007年度 出題傾向> 今年度は地理分野で地図・地形図の読み取りが出題されました。 大問6問、総問数が44問(大問1が6問、2が6問、3が11問、4が11問、5が5問、6が5問)で、理科と併せて50分の検査時間内に充分解答できる設問数です。 地理は上記の他に日本の国土、沖縄を中心とした総合問題が出題されました。 歴史では飛鳥~江戸までの政治・生活史と「市川房枝」に関連した現代史も出され、年代掌握の設問での失点が得点を左右しました。 公民分野では「防災活動」「日本国憲法」についての基本事項を試されるという形の出題が見られました。 <来年度に向けて> 理科と併せて50分という時間の制約があることを前提に、的確に迅速に正確に解答できる練習を積んでおくことが大切です。 『・・・をすべて選びなさい。』という設問が出題されたり、歴史では年代の掌握が試される問題が出されたりします。 地理では「地図帳」の完全理解をテーマにじっくりと準備していくことが必要です。 歴史・公民では暗記事項(人物名や重要事項)を確実に解答できるまでじっくり準備していくことが不可欠です。 ■理科(配点60点、時間:社会と合わせて50分) <出題> 1.昆虫の観察 2.月・地層・流水のはたらき 3.もののとけかた 4.電磁石 <2007年度 出題傾向> 大問4つから構成され、例年通り、生物・地学・化学・物理のすべての分野から大問1つずつの出題でした。 問題は基本的なものが多く出題されており、合格するには、いかに失点を少なくするかがポイントです。 合格に必要な点数もかなり高かったと思われます。 しかし、中には単純な暗記だけではなく、仕組みまで理解しておかなければ解くことができないものも見られました。 また、例年通り記述や実験器具の使い方の出題もあり、配点が100点から60点に変わったこと以外は大きな変化はありませんでした。 <来年度に向けて> 来年度も問題のレベルはほとんど変わらないと考えられます。 各分野からの出題が予想されるので、幅広く基本を学習していくことが大切です。 難問や奇問は見られないので暗記をしっかりと行っておきましょう。 また、理社あわせて50分のためスピードが要求されます。 暗記部分を素早く行い、考え方が必要な部分に少しでも多く時間がかけられるようにしておきましょう。 今後も実験器具の使い方や記述の出題は予想されるので注意しておきましょう。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2008年07月10日 18時41分57秒
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