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カテゴリ:子供の教育
(・・続きです。。) 「小学数学の難問」への批判として、 「ふつう、わかりやすいものに置き換えて考える、というのがスジであろうに、 わかりにくいもの(それ自体を勉強しなければならないもの)に 置き換えさせる、とは何事か。。」 というのが出てくると思うのですが、 置き換えること、置き換えたものの法則を学ぶこと、が 算数の勉強です。。 じつは、「置き換えて考える」というのが、まさに「数学的思考」なのです。。 「置き換えるもの」のことを、「概念」といいます。。 数字の「1」というものがありますが、「1」を実際に見たことがありますか? 「数の概念」は、人類が発見したもの凄いものの一つで、 次々に法則を積み重ねて、高等数学へと発展して行きました。。 「数学」がなかったら、人類は、月へロケットを飛ばすことも、 量子力学を知ることもできなかったでしょう。。 「科学」は疑いなく、「数学」の力を借りて、爆発的な進化をとげました。。 また、置き換える能力は、「投影力」だと言えます。。 地図を見ながら、知らない目的地へ行った、ことがありますか? 現実、目の前に見えている風景と、2次元の紙に書かれたもの、とを 1つ1つ瞬時に対応させて、理解することができるからこそ、 われわれは、地図を使って目的地へたどり着くのです。。 この「投影」「変換」という能力は、最も高等な力なのです。。 こういった素晴らしい能力を、小学生のうちに、身につける土台を 作ることは、やはり重要だと言えます。。 さっぱり見当もつかなかったことでも、 置き換えて考えて行くと、答が見つかる。。 謎が解ける。。 このことが、「あら、不思議・・。。」「わ、面白い。。」「こりゃ、凄い。。」 と子供が思えたら、算数は勝ったようなものです。。 面白いと思ったことは、長く記憶に残ります。。 もう一度、経験してみたいと思います。。 こうなると、算数に難問は存在しなくなります。。 難しいことが、面白くなるのです。。 難しいことが、好きになります。。 算数のノートは、膨大な量を消費するのが望ましい、 と僕は思っています。。 自由にたくさん図を書いて、たくさん筆算を書いて、 「これじゃ、うまく行かないな。。」と、また新しい図を書き、 消しゴムを使う必要はありません。。 入試を突破するには、スピードが要求されますが、 速く解くことに、僕は何の価値も認めません。。 慣れ親しめば、自然に速くなります。。 面白ければ、スピードは上がってます。。 一番良いのは、勉強を終えて夜眠るとき、道を歩いているとき、 電車の中で外を見つめているとき、などに うまく行かなかったあの難問を解く図を、頭の中でずっと考えている、 こういう状態です。。 これが、算数の楽しさです。。 時間が来ました。。 以上で、「ゆうとの」の算数教室を終わります。。 パチパチ・・ 小学算数の難問を簡単に解くコツ 1 小学算数の難問を簡単に解くコツ 2 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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