雨水の連続講座 繁盛店のお客様を増やす原理 その20
雨水の連続講座 繁盛店のお客様を増やす原理 その20 ~人口減少時代の繁盛店の立体的増客法のカラクリ ~『四方よし通信』2014年1月号より6 メディア作りの原則 後編新規客の獲得の差はメディア作りがうまいか下手かの差情報という店の入り口新規客獲得のメディアだけでは不十分、顧客メディアを併用せよ これからの日本の30年は生産年齢人口の減少、人口自体の減少によりマーケットの右肩下がりが続きますので、新規客として来ていただいたお客様と生涯おつきあいができるかが重要です。顧客へのメディア対策は、新規客のような来店経験が少ないタイミングからの生涯顧客へ導くためのプログラム作りをどう行うかというのがポイントとなります。 一番大切なのは初めて来店された時の店内での印象作りです。その中でも、ファーストコンタクトからのしばらくの時間の印象はとても大きなメディアとなります。したがって、サービスのお話でキムチの提供を以前掘り下げました。 続いて、2回目、3回目と気を抜けません。この、接触回数の繰り返しの中に、お客様とのつながりをしっかり作り出すことが大切です。少なくとも必要なことは、接触のために必要な顧客情報をしっかりいただくことです。 お客様が店に来なくなる最大の理由は、不満であることよりも、「店のことを忘れてしまい、選択肢として浮かんでこない」です。したがって、本書で繰り返し指摘したように、お客様に忘れられないということが大切です。逆の見方をすると、思い出す瞬間を作り出すということが大切です。そのために、常々、思い出しハガキのDMを出すということを推奨してきました。ところで、Facebookはその後の偶発的な自然な接触も期待でき、忘れられないためのコンタクトとして機能するために、思い出しツールとしても機能するので、薄くつながるには有効だという見方が出ています。また、Facebookは基本的に実名なので、顧客とのコンタクトの場合は使いやすいです。Facebookは思いを伝えるメディアですので、“明確な未来像”がある店には特に有効です。また、Facebookは趣味志向が似ている人同士が集うので、他人の友達でも類似性が高い面があり、つながりを広げていく性質があり優れています。「Facebookやっていますか?」と聞いて「やっています」と返ってきたお客様に「お友達になりませんか?」と言えば、多くの人はその場でお友達になれると思います。大久保一彦の本【中古】 「カフェ」の始め方・儲け方 誰も教えてくれない / 大久保 一彦, 工藤 昌幸 / ぱる出版 [単行本]【ネコポス発送】