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カテゴリ:旅行
寒い時期の京都研修が続いて ここ2年くらい雪のない落葉したお庭ばかり見ていたので いささか気持ちが萎えていたところ でも 今年は初日から雪 どうせ寒いなら雪景色は大歓迎と思っていたのでラッキー!! 前回紹介した「狸谷山不動院」の参拝のあと 下界に戻って(下山)「詩仙堂」へ 入口に立つのは「小有洞の門」(1) 江戸初期に石川丈山が造営した山荘がはじまり 日本庭園の定番ともいえる鹿威し(ししおどし)が有名で 丈山が考案したものだとか 参道を登った所にあるのは「老梅関の門」(2) 今 詩仙堂と呼ばれているのは正確には凹凸窠 (おうとつか)で 詩仙堂は凹凸窠の中の1つです 凹凸窠とは でこぼこの土地に建てられた住居の意味で 建物や庭園は山の斜面に沿って作られています 丈山は詩仙の間を含めた建物や庭の池などを凹凸窠十境と見立てたそうです つまり10個の見どころがあるということ 門をくぐれば・・・雪!!なんてきれい!! 建物の中には 詩仙堂の名前の由来となる 狩野探幽筆の中国の詩家36人の肖像画を掲げる「詩仙の間」(3)と 読書室の「至楽巣」(4)があり 20数年前訪れたという故ダイアナ妃の写真が印象的でした 撮影禁止なのが残念 「洗蒙瀑」(8)(せんもうばく)は、東山から水を引いた小さな滝で 「流葉はく」(9)(はくはさんずいに泊)は、その小さな滝から流れこむ浅い池のこと 縁側に座りお庭を眺める・・・けど・・・鹿威しが見えない そりゃあ お庭に下りてみなくっちゃ 1度建物の外に出てからお庭に回る ありました「僧都」(鹿おどし) 「丈山考案の園水を利用して音響を発し、鹿猪が庭園を荒らすのを防ぎ、 又、丈山自身も閑寂の中にこの音を愛し老隠の慰めとしたという」 (「詩仙堂」パンフレットより) この僧都(鹿おどし)は 古くから畑を荒らす動物を追い払う農具として使われていたものを庭に置き これを作った時に丈山が玄賓僧都の徳を偲んで 「僧都」と名づけたそうです。 「嘯月楼」(5) 堂の上に目立つこの楼閣は 丈山が月や庭を見る為に作ったものだそうです ネットではここから見た景色の写真もあったけど 今回は入れず・・・残念 前庭の「百花塢」(10)(ひゃっかのう) 百花塢とは100の花を拝したということ 藤袴。丈山菊。桔梗酔芙蓉・・・雪に隠れて分からないけれど まだまだ色々な種類のお花がありそう さつきの花が咲くころも見事らしいし 雪のお庭も奇麗だったけど 100のお花が咲いている季節にまたゆっくり来たいな
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