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2014年02月13日
カテゴリ：旅行
素敵な雪のお庭 詩仙堂を見たあと もう１つの目的地「曼殊院」を目指して歩いていると 「円光寺」の門柱が見え ここもちょっと寄り道  円光寺は臨済宗南禅寺派の寺院で 始まりは徳川家康が開いた洛陽学校  慶長6年（1601年）に徳川家康は国内数学の発展を図るため 下野足利学校弟九代学頭・三要元佶（閑室）禅師を招き 伏見に円光寺を建立し学校としました。 その後 相国寺山内に移り 更に寛文7年（1667年）現在の一乗寺小谷町に移転されました。  石段を登ると枯山水のお庭が・・・ 平成になって作られた新しいものですが  白砂を雲海に見立て天空を奔る龍をあらわしたもので その石柱はかつて井戸として使われていたものだそうです  躍動感あふれるお庭に見とれながらその奥にある「瑞雲閣」へ  円光寺では日本で初期の活字本の一つである「伏見版」の印刷事業が行われ 孔子家語・貞観政要など多くの書籍を刊行し これらの書物は「伏見版」または円光寺版と称されました。  これは 出版に使用された木活字  現在も残っている貴重なものです  寺内には竹林図屏風など重文もありますが つい華やかなものに目がいってしまう   「十牛之庭」と呼ばれる池泉回遊式庭園は  周囲の山々を取り込んだおおらかな作りになっています   この頃になって やっとポカポカと暖かい日差しがさし始め ゆっくりとお庭も観賞できました 朝から 慣れない雪の中を歩いてきたので 体中に余分な力が入って 肩が張るやら腰が痛いやら・・・ 帰ってからも２～３日は痛みが続いていて 日ごろの運動不足を実感！！  円光寺は明治以降、日本で唯一の尼僧専門道場でした。 その当時の禅堂が残っていて 毎日曜早朝に一般の人を対象とした座禅会が開かれています。（要予約）  竹林を抜けて山手に延びる階段を上ると 裏山の山頂には徳川家康を祀った東照宮があり 京都市内の景色を一望 遠く北山や嵐山も望めます 花の生涯のヒロイン 村山たか女のお墓もありました  洛北で最も古い池「栖龍池」  氷が張って冷たそう・・・ せっかく暖かくなってきた体が また冷えてきそう  本堂前には手水鉢と水琴窟があり山茶花の花が・・・ 粋な演出も心憎いですね  可愛らしいお地蔵様にも心なごみます ここも近頃紅葉の時期には多くの人が訪れるようになってきたとか 紅葉か新緑の時に またゆっくり訪ねてきたいところです お雛様のバックに飾る小道具です こんな豪華なお飾りがあれば 手作りのお雛様の格も上がりますね
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