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2014年06月22日
カテゴリ：旅行
前日の散策の疲れが まだ残るなか 予約してあってた目黒雅叙園の「百段階段見学ツアー」へ  目黒雅叙園は 石川県出身の細川力蔵が 1928年（昭和3年）に東京・芝浦にある自邸を改築し純日本式の料亭「芝浦雅叙園」を創業 その後増改築を進めて1931年（昭和6年）に 「目黒雅叙園」と名付けた料亭を開業したのが始まりで 日本国内最初の総合結婚式場だそうです 詳しくはこちら 「百段階段」は ずっと見学したかったけど なにせホテルが高級なので（お値段が）なかなか泊まる機会がなくて・・・ 見学ツアーを募集しているのを知って 宿泊はあきらめ このツアーに参加しました （2日目は雨だと思っていたし）  百段階段は昭和10年に建てられた 雅叙園に現存する唯一の木造建築で ケヤキの板材でつくられた99段の階段廊下を持つことから「百段階段」と呼ばれています （写真撮影も禁止だったので 説明文も含めてパンフレットから引用させていただきます）  「十畝（じっぽ）の間」 天井には前室に八面 本間に十五面 合計二十三面の襖仕立ての陶板に 荒木十畝による四季の花鳥画が描かれています 漆黒の螺鈿細工が随所に見られる重厚な作りの部屋  「漁礁の間」 室内はすべて純金箔・純金泥・純金砂子で仕上げ 床柱は左右共に巨大な檜で精巧な彫刻が施されています （中国の漁礁問答の一場面） 格天井には菊池華秋原図の四季草花図 欄間には尾竹竹披原画の五節句が極彩色に浮刻むされています 浦島太郎と養老の滝の彫刻があって 老人になる話と若返りの話が対照に描かれているのが面白い！！ 千と千尋の神隠しの 湯婆婆の部屋のモデルになった部屋だとか 宮崎駿監督も取材に訪れていたそうです  「草丘の間」 格天井の秋田杉・欄間には礒部草丘の四季草花絵 瑞雲に煙る松原の風景が描かれています 特に周り廊下の北山杉磨丸太の桁は銘木中の銘木です ハクが白竜になって海から上がって部屋に飛び込んでくるシーンの部屋です  「静水の間」 奥の間の床柱は黄檗丸洗 格天井の秋田杉には池上秀畝の鳳凰・舞鶴 欄間四方には小山大月の金箔押地秋草が描かれています 次の間の天井および欄間は橋本静水等の画伯によるものです  「星光の間」 奥の間の床柱は北山杉天然絞丸太で次の間の床柱は槇出節 両室とも格天井・欄間いっぱいに板倉星光の四季草花が描かれています  「清方の間」 美人画の大家鏑木清方が愛着を持って造った落ち着いた静かな茶室風の室 扇面形杉柾版に四季草花 欄間の四季風俗美人画ともに清方の筆です そしてこの上が「頂上の間」 通常は歴史史料室として利用していますが 特別展の時は展示室として使われています 見学が終わり セットになった食事をしたあと 今度は雅叙園の中を見学 コンセプトは 「誰もがお大尽気分を味わえる絢爛豪華な非日常空間」だけあって エントランスに続く回廊も豪華  ケヤキの一枚板を彫って描かれた美人画がずらり！  黒漆に蝶貝をはめ込んだ螺鈿や 浮き彫り彫刻など 2500点もの美術品が飾られています   フロントロビーの向かいの庭園には滝があって 裏側にも入れるパワースポットになっています  ドーム型になった中庭にあるのは池ばかりでなくお食事どころもあったり  結婚式の記念撮影などにも使われていました  極めつけはトイレ  もともと旧館にあったものを移築 バブル期に850億円の費用をかけて館内改築した時のものだそうで  トイレの中にミニ庭園 川だって流れています  朱塗りの橋を渡ると左手に洗面台で 奥が個室。  個室の扉はこれも朱塗り 螺鈿（らでん）細工の模様が施されています とてもトイレだとは思えないくらい豪華  暗くてよくわからない・・・  個室の天井には美人画 その周りはぜいたくに金箔が使われています 便座はウォシュレット付きですが 横にある棚は朱塗りと螺鈿細工 座ってみたのですが あまりの豪華さと広さに落ち着かない！！   「ジャパニーズ・ゴージャス」とか「昭和の竜宮城」とか言われていて お部屋にはジャグジー付きの総檜風呂や大理石風呂らしい （泊まったことがないから） 贅沢だけど トイレばかりでなく 何だか全体に落ち着かない・・・という印象 百段階段を見学できたから もう宿泊は無いかな？ でも いい経験でした！！
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