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カテゴリ:旅行
8月の終わりに訪れた京都の続き 平成27年に式年遷宮を迎える上賀茂神社に行ってきました 正式には「賀茂別雷神社」 御祭神「賀茂別雷大神」は 母である玉依日売(たまよりひめ)が 境内を流れる御手洗川に流れてきた白羽の矢を床に置いたところ懐妊したとされます 玉依日売とその父の賀茂建角身命(かもたけつぬみのみこと)は 下鴨神社に祀られています 詳しくはこちらから 境内はとても広くて緑があふれていて 一の鳥居から二の鳥居までは、競馬が行われる広い芝生が続いています 社殿は本殿など2棟が国宝、34棟が重要文化財 二十三万坪の境内全体が世界文化遺産に登録されています 「外幣殿」(重要文化財)は二の鳥居の外にあって 上皇の御幸や賀茂祭(葵祭)の一行が到着されるときに使用されます 上賀茂神社の二の鳥居を入ると 最初に目に入るのが円錐形に整えられた「立砂」 神様が最初に降臨された上賀茂神社の北2kmにある神山を模して作られたもの 細殿は皇族方が行幸される際や斎王が到着されたときに使われた殿舎で 寛永5年(1628年)に造り替えられ、重要文化財に指定されています。 同じく重要文化財の舞殿は橋殿とも言われ 境内を流れる御手洗川をまたぐように建てられています 隣の「楽屋」も重要文化財 「須波神社」は 阿須波神・波比祇神・生井神・福井神・綱長井神を祀っている 心を静める癒しの神様(重要文化財) 「渉渓園」は、山口神社の前にある庭園 昭和35年皇族浩宮親王ご誕生を祝い かつて上賀茂神社で行われていた曲水宴を復活するために 平安時代の庭園を模して造られたもの 今は工事中で入れないところもあって残念でした 曲水宴は川に盃を流し自分の前に来るまでに和歌を詠むという風雅な催し 保存会もあって 4月の第2日曜日に 平安時代の衣装を着た歌人による和歌が詠まれるそうで 一度 見てみたいなぁ 「高倉殿」は一般の参拝者が上賀茂神社本殿や権殿を拝める場所です ここから奥にある本殿に向かって参拝します 普段の参拝はここまでで本殿は見ることができませんが せっかくここまで来たんだからと 国宝・本殿の特別参拝をお願いしてきました ここから先は残念ながら撮影禁止 この浄掛なるものを渡され 首にかけながらの参拝 もちろん お清めのご祈祷もしていただきました 平成二十七年は第四十二回目の式年遷宮の年で 国宝本殿・権殿以下重要文化財建造群物の桧皮屋根の葺き替えと 欠損箇所の修復工事の最中 本殿参拝のあと 本殿の屋根の修復の様子を見学することができました 宮大工さんが働いている すぐ間近で見ることができました 檜皮1枚1枚を並べていく作業は 本当に根気と丁寧さが要求されるもので こんな風にしてやり直していくには23億円もかかるのも納得 1枚の檜皮に願い事を書いて奉納してきました 次の葺き替えまで約40年間 本殿の屋根の一部になって ご祈祷していただけるなんて言う機会はめったにないもんね 上賀茂神社では 京都三大祭りの一つ葵祭も催されます まだ見たことがないんだけど 混雑するのが苦手だから・・・当分無理かな
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