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2014年11月25日
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カテゴリ:旅行


普段 あまりツアーの旅行はしないんだけど

倉敷1日フリーと足立美術館・出雲大社のツアーが格安で出ていたので

しかも「のぞみ」利用なので1泊でも多少の余裕がありそうだし・・・

足立美術館

全国から集まってくるのも面白く

私たちは掛川から(浜松のほうが近いけど駐車場が高いので)

「こだま」(自由席)にのって名古屋で「のぞみ」(指定席)に乗り換え

足立美術館

すでに東京方面から乗り込んでいる人たちと合流し岡山まで

岡山駅で駅弁(昼食)を各自 調達して貸切バスに乗り込み

足立美術館

一路 足立美術館まで直行

バスで行っても3時間かかる道のりを

足立美術館

車内でお弁当を食べ トイレ休憩も1回だけ

50歳以上の限定ツアーなのでグループでの参加も多く

少しも退屈せず おしゃべりの花盛り

足立美術館

足立美術館では90分ですよ~と添乗員さんに念を押され

まず お庭を堪能してから最低でも横山大観を見られれば良しと決める

足立美術館

足立美術館は

島根県安来市にある近代日本画を中心とした美術館で

130点におよぶ横山大観の作品と日本庭園で有名なところ

足立美術館

地元安来出身の実業家・足立全康が1970年(昭和45年)71歳のときに開館したもので

裸一貫から事業を起こし 一代で大コレクションをつくりあげ

その絵画収集にかける情熱は並外れたものだったらしい

足立美術館

正面玄関をはいったところにあるのは

京都桂離宮にある松琴亭の面影を写して建てられた茶室「寿立庵」

足立美術館

前庭も綺麗に手入れがされていて

足立美術館

やや紅葉しかけたカエデが印象的

足立美術館

「寿立庵」の反対側に広がるのが「苔庭」

苔庭の作庭は庭師小島佐一氏によるもので

樹木の葉から落ちる雨水で 苔が傷つかないように

枝振りにあわせて 根元に炭を埋めて保護しているそうです

ここの赤松は島根県内から移植されたもので 

山林に生えていた状態に近いように陽の向きや斜めの樹形に配慮して斜めに植えられています


足立美術館

足立美術館


5万坪の日本庭園は

米国の日本庭園専門誌「ジャーナル・オブ・ジャパニーズ・ガーデニング」による庭園ランキングで

11年連続日本一に選ばれています

足立美術館

主庭となる「枯山水庭」は

京都の「退蔵院」の枯山水庭・大阪府堺市の「大仙公園」の日本庭園の作庭で知られる

故中根金作氏によるもの

建物の中から眺めるだけで庭に人が入っていないから綺麗・・・と思いましたが

京都のお寺でも縁側から眺めるお庭があるけど桁違いの美しさ

「一分の隙もない完璧な美」を感じました

専任の庭師が500本もある赤松の外皮一枚一枚を剥いで手入れ

学芸員もふくめた全員で毎朝庭の掃除をするという徹底した維持管理をしているようで

納得です

足立美術館

遠くに見える山は勝山という名前で

その昔 毛利と尼子の合戦で 毛利氏が本陣を張った山

足立美術館

中央の立石は険しい山をイメージして

足立美術館

そこから流れる滝水がやがて大河となる雄大な趣を表しています

足立美術館

まるで屏風絵のようで 窓がそのまま額絵になっています。

足立美術館

足立美術館

中庭を通り抜けさらに進んでいくと

足立美術館

足立美術館

「池庭」

優雅に泳ぐ鯉を眺めながらほっと落ち着くお庭です

足立美術館

足立美術館

窓がそのまま額縁になっているみたいで額絵のようにお庭を眺めることができます

心憎い演出ですね

足立美術館

足立美術館

そしてこんな

足立美術館

床の間の壁をくりぬいて

一枚の掛け軸のような庭園絵画が鑑賞できる「生の掛軸」もあります

足立美術館

足立美術館の名物の1つで大人気でした

足立美術館

足立美術館

「白砂青松の庭」

白砂海岸に大小の青松がリズミカルに配置された

横山大観の名作 「白沙青松」の持つ清澄なイメージを日本庭園に表現したもの

足立

足立美術館

水の流れと池を中央にして 

白砂の丘陵には 左に赤松 右に黒松が植えられていて

対照的な美しさと

白砂と松のコントラストが印象的です

本当に一見の価値あり うわさ通りの名庭でした

名画は撮影できないので残念ですが

横山大観の「紅葉」も見れたし

伊東深水「夢多き頃」でおさげ髪の若かりし頃の朝丘雪路も見れたし

よかった!よかった!





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Last updated  2014年11月25日 20時55分51秒
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