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カテゴリ:旅行
ひな祭りも近づき いろいろな所でつるし飾りやら雛人形展やら開催されていて どれも見てみたいものばかりで 大忙しのこの時期 静岡にある「駿府 匠の宿」に行ってきました 静岡には 全国でも稀なほど数多くの伝統工芸技術が今なお引き継がれていますが 起源は寛永11年(1634年) 徳川三代将軍家光公が 浅間神社を造営した時 全国から優れた技術・技法を持つ名工が集められ それが受け継がれ発展したものです それが 時代の変化に伴い 家具、仏壇、サンダル、プラスティックモデルなど 新たな産業も生み出し 多業種による地場産業都市となりました この伝統工芸産業を維持し かつ発展PRする目的で造られたのが「駿府匠宿」です 人形の胴体部分は全国の7割を生産する「駿河雛人形」 特徴は胴体部に太い藁胴が使われ 胴の部分のカーブに合わせて斜めに削り取られていることです 静岡は昔から稲作が盛んで稲藁が手に入りやすかったからだとか また 人形の衣装の上下が別になっていて この点でも上下一帯の京風雛人形と大きく異なっています 上下が別になっていることで人形の衣装にボリューム感を持たせることができ 印象がより豪華に そして優雅に見えます お茶農家の多い静岡では 忙しい5月に端午の節句のお祝いをする暇がないので ひな祭りに男の子も雛天神や五月人形を一緒に飾ってお祝いをする風習が 今でも残っています そういえば 私が嫁いできた時に 長屋の中に天神様の土人形が残っていたけど 母屋を建て替えた時に処分してしまって 今にして思えば 残しておけばよかったかも・・・ 小さな箪笥でも実際に引き出すことができ 本物と同じ工程できちんと作られている「駿河雛具」 丸い竹ひごを使う駿河竹千筋細工 変わり塗りや蒔絵技法が特徴で 桐などで作られた木地に漆が何度も塗られ丈夫な「駿河塗下駄」 他にも 静岡の伝統工芸や地場産業に関連する企画・展示を季節ごとに展示しています 体験館では 「竹細工」「和染」「指物(さしもの)」「木製履物(もくせいはきもの)」 「挽物(ひきもの)」「漆器」「陶芸」「レーザー加工」なども体験できて 夏休みには たくさんの子供たちで賑わっています 今回の目的は展示されている「つるし飾り」 日本三大つるし飾りといわれる 柳川の「さげもん」酒田の「傘福」稲取の「雛のつるし飾り」の展示もあって 華やかな雰囲気を楽しんできました 私が一目ぼれしたおひな様 残念ながら売り切れですが・・・
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